2022年度「学校体験活動」実施報告

現代社会学科

2022年10月26日
  • 浦和大学現代社会学科・教職課程(中学校・社会、高等学校・公民)では、教育実習を行う前年度の2年生を対象に、学校行事や授業参観などの体験を通じて教職について理解を深めるための活動としての「学校体験活動」を実施しています。

    そうしたなか、2022年度「学校体験活動」を、浦和実業学園中学校・高等学校において、2022年9月10日(土)~11日(日)の2日間にわたり実施させていただきました。

    今回の学校体験活動では、学生たちは、3年ぶりに一般公開となった「浦実祭」に向けた準備(10日)と、当日(11日)の運営に携わらせていただきました。

    以下、学校体験活動に参加した学生の感想です。

  • <Hさん>

    今回は文化祭ということで、生徒が自分たちで企画をしたり、準備をしている姿が見えました。先生方は、あくまでサポートに回っていて生徒との距離感を大事にしているように感じました。

    どの学年も面白い出し物をしているのが見られ、特に福祉関係の出し物が素晴らしいと
    思いました。クイズを作ったり、実際に体験できるものがあったりと現代で知っておくべき知識を、生徒たちに教えてもらったことも多くありました。

    私はこれから教師を目指していくにあたって、生徒が主体となって学んでいけるような環境や距離感を大切にしていくことができるようにしたいと考えました。

    <Yさん>

    2日目の学校入口での入場者誘導の手伝いを通して、中学生たちの自主性を垣間見ることができました。受付は中学と高校に分かれて行っていて、私は中学生の横で来場者への挨拶や誘導、アルコール消毒を主に手伝っていました。中学生たちもそれぞれ役割を持ち、パンフレットを配ったり記入をしたりしていて、生徒会の役員も中心となって文化祭に臨んでいました。

    ほとんどが先生の指示なくやっていたことで、途中先生を頼るような場面が少なかったことに感心しました。日頃から先生方たちの指導が的確なものである証拠だと思いました。立派な教師像として参考にしたいです。

  • <Oさん>

    今回の学校体験では実際の中学生と触れ合う機会がありとても貴重な体験が出来ました。その中でも学年とクラスによって違う雰囲気があり、そのようなことも教師は感じとって触れ合う必要があるということを学ぶことが出来ました。

    学年によって雰囲気も異なり、このようなささいな変化を見抜いて対応していくことも大切になると感じました。

    <Sさん>

    二日間の実習を終えて私は、教員とは何かを改めて考えることができました。

    一日目、私は一貫部の中学一年生のクラスを担当しました。そこのクラスの子どもたちは本当にフレンドリーで、まるで歳の離れた弟や妹と接しているような気持ちになりました。しかし私は実習生として、言葉や態度に気をつけなければならないということを忘れてはいけないと思い、定期的に先生方はどんなことをしているのだろうと思い観察をしていました。先生方は生徒をいつも気にかけており、一日目の文化祭準備では、物の作成やレイアウトに困っている子どもたちのところへすぐに駆けつけていました。私もそこに同行して自分にやれることを探したり、先生ではなく子どもたちに聞いて手伝いをしました。

    二日目、私は誰よりも声掛けを頑張ることができたと自負しております。道中の案内や受付の際も、アルバイトで身につけた接客のスキルと元々のコミュニケーション能力を活かして良く動いたと思います。声掛けを率先してやり、その途中で先生方と一緒に写真を撮る機会を、先生方から与えていただきました。とても嬉しかったです。

    私は実習を終えて、教員免許を取ることは絶対に諦めないようにしようと心に誓いました。

  • このように、学校体験活動に参加した本学科の学生には、多くの気づきを得る機会となりました。学生を受け入れてくださった浦和実業学園中学校・高等学校の校長先生をはじめ関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。