3月15日金曜日、浦和大学では学位記授与式が行われました。今年卒業する4年生は、新型コロナウイルス感染症が始まった年に入学し、対面での入学式も行われず、授業開始も大きく遅れるなど、いろいろな制限がある中で大学生活を送った学年です。しかし、大学生活の集大成の卒業式はそれらを晴らすかのような好天のもと、笑顔で迎えることができました。「こどもに寄り添う教員になる」「まわりから信頼される社会人になる」一人一人がとてもたくましく未来を語ってくれました。

毎年、卒業式の前日に「前日登校」が行われます。卒業生が登校する最後の日になります。学校教育学科では、1期生が卒業した時から毎年小学校模擬教室の掃除を4年生が全員で行い巣立っていくことが恒例になっています。

今年も小学校模擬教室の黒板に卒業生に感謝の気持ちを込め、そして新入生を迎える黒板アートが描かれました。

この黒板アートは、模擬教室ができた8年前にこども学科の学生が新入生を歓迎する黒板アートを制作してくれてから、脈々と続いているものです。今年は、先輩に教えてもらいながら在学生４人が一日がかりで描きました。

はじめに全員でどんな作品を作りたいかアイデアを出し合い、桜並木と川を描くことになりました。それぞれが場所ごとに分担して描き、黒板全体に桜の咲く春の風景が現れました。

最後に、作品に添えるメッセージを何にするか話し合いが行われました。その結果、卒業する4年生と4月に入学してくる1年生に向けて「悔いなき道を」となりました。社会人としての一歩を踏み出す卒業生に、また大学に入学し教師という夢に一歩を踏み出す新入生の双方に向けてふさわしいメッセージとなりました。

新1年生のみなさんは4月に実物を見るのを楽しみにしていてください。学校教育学科の在学生はみなさんとお会いできるのを心待ちにしています。