【こども学科】努力は裏切らない!2023年度公立保育士採用試験、合格率92%!
こども学部
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今年度は、公立保育士採用試験に12名がチャレンジし、11名(合格率は92%)が合格しました。これまでの最終合格者数を見ると、2020年度は5名、2021年度は6名、そして2022年度も6名でした。したがって、今年度の合格者数は、前年の約2倍を達成することができました。
公立保育士試験対策講座に参加した学生たちは、スケジュールを調整しながら講座に参加し、学び、情報を共有していく中で、参加者同士がお互いの学習を支えになったことが、合格率の向上の一因となっていることは間違いありません。
公立保育士試験対策講座を担当している青木秀雄特任教授は次のように振り返っています。
「自分の未来を自分の方法で切り開いていくには、自分なりの固い決意と覚悟が必要です。結果が必ずしも自分の望んでいる通りにならないかもしれませんが、チャレンジする目標として『公務員保育士試験』は非常に価値の高いものだと思います。面接練習に関しては、回を重ねるごとに、表情が引き締まり、返答がしっかりとしてきます。受験直前には、笑顔の中に自信がうかがえるようになりました。こども学科で頑張れば、公立保育士は手が届くところにあり、身近な目標となることを理解し、そして合格を目指してほしい」
と振り返っています。
2024年1月16日(火)には、「2023年度公務員保育士試験合格報告会」が開催され、合格体験を語るとともに、その体験を綴った小冊子『合格体験記』の配布もありました。以下はその一部を抜粋したものです。
「私は募集人数が1人の自治体を目指していたため、他の人よりも何倍も勉強して絶対に合格すると心に決め、4月から10月までほぼ毎日勉強しました。努力は裏切りません。人生最後の受験勉強になるかもしれませんが、頑張りましょう!」
「4年生になり、何度も実習を重ねていく中で、途中で公務員保育士になることをやめようかと悩んだ時期もありました。しかし、先生方からのサポートや仲間との励まし合いがあり、4年生の夏休みには勉強時間を増やすことができ、無事に第一志望の自治体に合格することができて非常に嬉しかったです。最初は将来の選択肢を増やすために公務員試験に挑戦してみようという軽い気持ちでしたが、今ではその選択をしてよかったと感じています。」
「先生から『専門から始めるとよい』とアドバイスをいただいたので、専門から勉強を始めました。授業と被る内容があって理解しやすく、勉強を習慣化するのに適していました。通学時間に勉強アプリで学ぶことだけでも今から始めるとよいと思います。徐々に時間を延ばすと続けやすいと思います。こうした日々の短い時間の勉強が、その後の本格的に勉強を始めざるを得ない時期になった時に必ず役に立ちます。応援しています。」
「公務員試験の勉強を続けるべきか迷った時、大学の先生方の励ましの言葉が多くの励みになりました。これまでの勉強の取り組み方を高く評価していただき、落ち込むたびに立ち直ることができました。先生方はグループワーク試験や面接のコツを丁寧に教えてくださいました。面接が苦手でしたが、先生方が私の伝えたいことを理解してくれ、面接において大切なことを教えてくれました。常にポジティブに話してくれたので、受験に対する不安や心配も自然と消えていきました。」
「公務員試験が近づくにつれて、面接練習を先生方にお願いしました。私の場合、試験の10日前から1週間前にかけて、1日おきに1時間ほど面接練習をしてもらい、その後は1人で振り返りながら練習を続けました。勉強が捗らない時は、面接で話すエピソードに使える活動を行ったり、音楽を聴いたり、ライブに行ったりするなど、趣味に没頭する時間を設けました。体を動かしたり気分転換をしたりすることで、より一層勉強に集中できたと思います。」
「勉強は日々の積み重ねであり、自分のモチベーションを大切にしなければなりません。勉強に嫌気がさしたり、遊びたくなったり、または勉強法に迷ったりすることもあるでしょう。しかし、そうした時でも、悩まずに前に進んでください。一度決めた勉強法を貫くこと、決めたら休むこと、悩む時間はもったいないと受験を終えてから思いました。共に頑張る仲間や、大学の先生方が大きな支えになると思います。何よりも、自分自身が合格するという強い気持ちが、最大のモチベーションになります。その気持ちを保ち続けることが大切です。」
「学習期間の後半では、同じく公務員試験を受験する同学年の友人たちと大学で勉強したり、Googleミートでオンライン勉強会を開いたりしました。一人で集中して勉強する時間と、仲間と共に勉強する時間のバランスを取りながら、乗り越えていくことが大切です。」
「4年生の夏頃には、他の友人たちが夏祭りやフェス、花火など、夏休みらしい活動をしている様子を羨ましく思うかもしれません。しかし、学生生活最後の大切な夏休みを勉強に費やすことは、将来的に自分を支えてくれる大切な経験になります。」
「二次試験の面接では、とにかく恥を捨てることが重要です。堂々とした表情、姿勢、話し方は、試験官に好印象を与えます。私の場合は、一次試験合格後の2週間で、5回にわたり2~3時間の面接練習をしました。A区の面接では、エントリーシートに沿った質問がされ、その答えを深掘りされることが多かったですが、事前の準備と練習のおかげで落ち着いて対応できました。」
「周りと比べて遅く試験勉強を始めたことに不安を感じ、何度も諦めようと思いましたが、勉強を続ける友人の姿に刺激を受け、諦めずに済みました。環境がとても重要であることを実感しました。勉強が辛くなった時は、好きなことをしてリフレッシュし、気持ちを切り替えることが重要です。」