岩本裕子研究室

PROFESSOR HIROKO IWAMOTO'S OFFICE

【NO.13】NICE TO SEE YOU AGAIN ‼ニューヨーク出張報告・その1#岩本裕子研究室 #映画コラム #ニューヨーク出張 #ショーンバーグセンター #ニューヨーク公共図書館

Posted on 3月 2, 2025

岩本裕子研究室の映画コラム「ON YOUTUBE」第13回をお聞きいただき、ありがとうございます。本日の録音しているのは2025年2月22日(土)です。あと2日でロシアのウクライナ侵攻から3年が経過します。お話ししたいことは沢山ありますが、本日は控え、ニューヨーク出張の報告をさせていただきます。

第13回と次回の第14回、2回に分けて出張報告をします。また、最初にお礼を申し上げます。前回のYouTube配信で、浦和大学にて2月8日に開催されるディズニー公演についてお知らせしたところ、それを聞いてわざわざ参加してくださった方がいらっしゃいました。直接私のところへ来て、「YouTubeでお知らせを見て来ました」とおっしゃってくださいました。本当にありがとうございます。YouTubeの影響力の大きさを改めて実感しました。

さて、ニューヨーク出張についてご報告いたします。2月9日、羽田空港第3ターミナル(国際線ターミナル)を初めて利用し、そこから出発しました。約13時間の飛行を経て、同日夕方、ハドソン川を越えたニュージャージー州にあるニューアーク空港に到着しました。ユナイテッド航空が発着するターミナルです。

帰国は2月18日(ニューヨーク時間)午前11時30分。同じターミナルから離陸し、到着は羽田空港ではなく、成田空港第1ターミナルでした。珍しいことに、予定時刻の5分前に離陸し、成田到着予定時刻の10分前に到着しました。時間通りのフライトは快適で、普段は遅れが当たり前なので驚きました。

今回の10日間のニューヨーク出張については、2回に分けてお話しします。まず、なぜニューヨークに行ったのかという説明から始めます。これについて詳しく説明すると長くなりますので、ぜひ映画コラムをご覧いただければと思います。この放送をお聞きいただいた後で、映画コラムをお読みください。

12年前、2013年9月10日に私は「こども学部こども学科」に所属していました。その際に書いたコラムの一部を紹介します。マンハッタン島北東部の135丁目、かつて「レノックス通り」と呼ばれていた場所が「マルコムX大通り」に名称変更されました。この通りに面するニューヨーク公立図書館の分館、通称「ショーンバーグセンター」が、私の仕事場です。ショーンバーグセンターは、黒人の歴史や文化に関する資料を収蔵する施設で、全米でも屈指の文書館とされています。ショーンバーグ氏の投資により設立されたため、その名が付けられました。

ショーンバーグセンターについて詳しく知りたい方は、私のホームページの原稿をご覧ください。そこには、12年前の私の写真が掲載されており、一緒に写っている図書館司書のトロイ(男性)とマイラ(女性)も登場しています。今回の訪問で彼らと旧交を温め、再会を喜びながら仕事をしました。

ショーンバーグセンターは毎週月曜日が休館日ですが、その代わり土曜日まで開館しています。そのため、今回は火曜日から土曜日の5日間、図書館で仕事をすることができました。日曜日に到着し、ホテルに着いた際にはちょうどスーパーボウルが開催されており、大いに盛り上がっていました。翌日月曜日はショーンバーグセンターに行けなかったため、別の場所で仕事をしました。

映画コラムにも書きましたが、ドキュメンタリー映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』という作品があります。この3時間に及ぶドキュメンタリーは、日本でも驚くほど人気を博しました。通常であれば岩波ホールでの上映が中心のはずが、関東各地でも上映されるほどでした。この映画について詳しく知りたい方は、私の映画コラム第16回をご覧ください。2019年6月13日に公開したもので、今から6年前になります。

この映画コラムをお読みいただくと、ニューヨーク公立図書館の閲覧室の写真をご覧いただけます。スーパーボウルが開催されるほど広大なアメリカンフットボールの競技場並みの空間に、机が整然と並び、多くの人が持ち込んだパソコンを使用して静かに作業をしています。マンハッタンの喧騒の中にありながら、この閲覧室だけはとても静かで、集中して仕事ができる環境です。月曜日はこの場所で仕事をしました。

最終日には、いつも通り「9.11メモリアル」を訪問しました。そのすぐそばには世界経済の中心地であるウォール街があり、その前には「恐れを知らぬ少女(Fearless Girl)」の像が立っています。毎回、仕事を終えた最終日には何とか時間を作り、2001年9月11日に犠牲となった方々を悼むために訪れています。ここ7~8年間は、毎回「Fearless Girl」にも会いに行っています。

映画に関する話題は次回の第14回でお話しします。今回お伝えした内容の中で、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』というドキュメンタリー映画について、可能であれば、ぜひ皆さまにご覧いただきたいと思っています。次回もお楽しみに。必ず映画に関する話をいたします。

これで岩本裕子研究室映画コラム「ON YOUTUBE」第13回を終了いたします。

次回、またお耳にかかれることを楽しみにしております。第14回もすぐに公開予定ですので、引き続きお聴きください。本日もご視聴いただき、ありがとうございました。

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