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【活躍する卒業生・介護福祉科】ゼロから始まった介護の仕事

-就職から10年を振り返りながら-

黒田政子さん

7月12日に開催したオープンキャンパスのトークショーゲストとして、埼玉県さいたま市にある特別養護老人ホーム「スマイルハウス」に勤務している黒田政子さんに来校いただきました。

黒田さんは、1999年に浦和短期大学福祉科介護福祉専攻(現浦和大学短期大学部介護福祉科)を第一期生として卒業し、同年に設立されたばかりの「スマイルハウス」に就職しました。また2006年にはケアマネージャーの国家資格を取得し、就職から10年目をむかえる現在は、仕事の幅も広がりより責任のある立場として活躍しています。

黒田さんの就職先である「スマイルハウス」は1999年4月に開所だったため、施設のスタートとともに黒田さんの社会人生活もスタートとなりました。開所して間もない頃は、経験の少ないスタッフも多いなか、日々どのように仕事をしてよいのか戸惑いながらも仲間との団結でひとつひとつ解決しながら乗り越えたとのことや仕事に慣れてくると、スタッフひとりひとりが自分の仕事を果たすことで、全体の仕事ができるようになってきたことなどを、当時を振り返りながら語ってくれました。

10年間、職場を変わることなく働き続けてこられた理由を尋ねられると「仕事では気の合う人もいれば、合わない人もいて様々ですが、相手を思いながら接していくことで人と人の繋がりが生まれ、気が合わなかった方や気難しかった方も、私のことを大切にしてくれるようになった」という話をしていただき、人と関わる仕事の難しさとそれを乗り越えた歓びが自分を支えてくれたということを教えてくれました。

特別養護老人ホームでは、様々な症状の方々の介護を行っています。黒田さんが勤務している「スマイルハウス」では、死期が近づいている方も、ご本人の意向によっては病院に任せてしまうのではなく、施設で看取ることもあるそうです。余生を心地よく過ごしていただくため「ゆっくり食事を召し上がっていただいたく」「好きだった音楽を聴いていただいたく」など、日々様々な工夫を考えていることもお話してくれました。

また黒田さんは、日々の介護の仕事に従事するだけでなく、特別養護老人ホームでの介護に携わってきた経験を学術的に活かすべく活動されており、2007年に浦和大学で開催された第15回日本介護福祉学会全国大会では、自身の研究内容を発表されました。

卒業から10年を経て、文字通りゼロから始まった介護の仕事も、気がつけば新人たちを指導する立場になりつつある黒田さんですが、「自分が後輩に教えるだけでなく、後輩たちの「新しい感覚」から教えられることも多い」と話されました。

「オープンキャンパスに参加された高校生の『新しい感覚』に期待しています。」とエールを送り、トークショウを締めくくられました。


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