心理学の授業ではどのようなことを学べるの?

福祉業界お役立ちコラム

2016年5月16日
  • 心理学の授業ではどのようなことを学べるの?
  • 心理学の授業ではどのようなことを学べるの?

    心理学=カウンセリングとイメージする人も少なくありませんが、それは心理学のほんの一部分を見ているにしか過ぎません。学問としての「心理学」は、医学、工学、哲学、教育、社会学といった様々な学問と密接に関連しながら、人間の言動を科学的に理解または予測しようとする学問であり、心のケア以外にも幅広い分野に活用されています。浦和大学では、現代社会において特にニーズの高い保健福祉分野での活躍を視野に、心理学の標準的知識・技術を修得することができます。

  • 心理学を学ぶと何ができる?

    心理学を学ぶことで、他人の心を理解できるようになったり、思い通りに操作できるようにはなりません。実際に大学で学んでみると、学問としての心理学と、一般的な心理学に対するイメージには大きな違いがあることに気付くでしょう。心理学は、相手または集団がなぜそのような行動をとったのか、なぜ変化したのかを実験や調査、面接、検査などの科学的手法を通じて客観的に証明しようとする学問です。カウンセリングなどの心理療法は、数ある心理学の知見に基づいた「治療技法」の一つと考えることができます。そのため、保健・福祉分野における対人援助職に就職を希望している場合は、心理学全般の知識を修得していることが望ましいとされています。

    対人援助職以外の職種でも、心理学の知識が役立てることができます。心理学では、人の心理状態を「整理」したり、なぜそのような状態に至ったのかを順序立てて考える方法を学びますので、より相手の心に本質に近づけるようになります。営業職はもちろんのこと、年齢や立場を越えたコミュニケーションにも自信を持って応じることができるでしょう。また、自分自身のストレスケアやモチベーションの維持にも大変有効です。

    浦和大学では、心理学に関する標準的知識と標準的技能を修得していることを証明する「認定心理士」の資格取得を軸に、「臨床心理学」「教育心理学」をはじめとした全22科目を履修することができます。座学に限らず、「心理検査法」「カウンセリング」などの実習も実施され、データ収集方法やレポート作成に関する指導も充実しているのが特徴です。

  • 大学で勉強すれば、心理学者になれる?

    大学で心理学を専門的に学んでいくと、臨床心理士などの専門職や心理学者への夢も膨らんでくるでしょう。しかしながら、臨床心理士や心理学者を目指すには、大学で心理学を学ぶだけでは不十分です。例えば、心理分野の代表的な資格である「臨床心理士」は、4年生大学で心理学を履修した後、さらに心理系の大学院に入学し所定の課程を修める必要があります。

    臨床心理士など専門的な資格を取得しなくても、大学で心理学の基礎をしっかりと学んでいれば、毎日の生活にいろいろと役立てることができます。コミュニケーションスキルに自信をつけたいと思う人はもちろんのこと、座学・実習ともに充実した浦和大学で心理学を学んでみませんか?