助かる命は必ず助ける~胸骨圧迫とAEDの実習をしました~
こども学部
こども学部
毎年、こども学科と学校教育学科では、「こどもの安全と危機管理」の授業において、胸骨圧迫とAEDの実技実習を行っています。今年度も、「目の前にある助かる命は必ず助ける」を目標に、救急救命法について実習しました。
実習に先立ち、前週には「ASUKAモデル」をもとに、心肺蘇生法とAEDについて講義を行いました。「ASUKAモデル」は、2011年9月にさいたま市内で起きた小学6年女児の死亡事故を機に、作成されたものです。卒業後教育現場で活躍する多くの学生が、積極的に胸骨圧迫とAEDの使用に進めるように、ビデオ視聴をしました。
視聴したビデオの最後に「命を救うためにはその場にいる人の勇気と迅速な行動が必要なんです。迷わず勇気を出してAEDを使ってほしい」という女児のご両親の言葉が、学生一人ひとりの心に染みわたったようです。
実習では、まず胸骨圧迫のやり方を一つ一つのステップごとに留意点を押さえながら行いました。
「人が倒れています。周囲は安全です。」「大丈夫ですか。」…… 次にAEDの使い方を学びます。「電源を入れます。パッドを装着します。」……。
受講した学生は、「実際にこの場面になったらきっと慌てると思う。万が一使う場面でもしっかりと救命できるようにしたい。」など、真剣に取り組んでいました。