こども学科金井玲子教授 ピアノコンサート「2台8手連弾の世界」が開催されました

こども学部

2023年9月4日
  • 「こどもと表現」や「ピアノ」の授業を担当している金井教授が、9月2日(土)、渋谷のHakuju Hallで、4人のピアニスト(アーティス・ピアノ・アンサンブル)による連弾演奏のコンサートを行いました。

  • 「2台8手連弾」とは、4人の弾き手が2台のピアノを用いて一緒に演奏を行うものです。2台のスタインウェイピアノから紡ぎだされていく、重厚で豊かな音色に、満員の会場が魅了されました。

    異国情緒あふれる軽快な音色に思わず身体がリズムを刻んでしまうドヴォルザークの「スラブ舞曲」からスタートし、スメタナの「2台8手連弾のためのソナタ ホ短調」「モルダウ」、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」へと続き、最後はラヴェルです。

  • ラヴェルの作品「ラ・ヴァルス(ザ・ワルツ)」は、曲が進むにつれて音やリズムが激しく高鳴って行きます。4人の弾き手それぞれが、目まぐるしく音を変化させ、演奏のスピードは最高潮に!私たちも4人の演奏家の指の動きから目が離せず、演奏終了後も幻想の世界にいるようでした。

    「2台8手」用に作曲された作品は数少ないそうですが、「モルダウ」の作曲者であるスメタナも、2台8手のためにソナタを作曲していたのですね。「2台8手連弾」のピアノコンサート、独奏のコンサートとはまた趣の異なる、楽しい時間でした。