こども学科の新しい授業「こどもと表現」(担当:金井玲子・船木美佳・甲斐ひろな)

こども学部

2023年8月4日
  • 2023年度から新しく始まった『こどもと表現』の授業をご紹介します。この授業は、美術家の船木美佳教授とピアニストの金井玲子教授、そして舞踊家の甲斐ひろな助教の3人が担当しています。

    授業の中では、何万年もの歴史の中で人間が行なってきた、芸術としての詩や絵画、音楽や舞踏などの表現活動の歴史を辿りながら、その実践を行います。

    洋の東西や時代を問わず、「今、ここでする」表現の実践を通してその歴史をたどることで、自分たちの表現の「枠」を広げたり外したり(外れたり)することで、こどもたちの自由な表現を受け入れたり、引き出したりすることにつながっていきます。

  • この写真は、音階を発見した古代ギリシャの数学者ピタゴラスが行った実験をイメージしながらグラスに水を注ぎ、ドレミファソラシドを作っています。音楽の成り立ちについて触れることができました!

    最後にこどもたちもよく知っているさまざまな曲を演奏しました。綺麗な音が出ました。

  • なんと金井先生のピアノ生演奏!贅沢な時間です。学生たちの腕の動きも自ずと繊細かつ大胆です。
  • 絵具やクレヨンの代わりに使ったのは、自分達で野菜から抽出した色水です。子どもが口に入れても安全です!
  • 絵画と音楽は、互いに関わり合いながら発展してきました。

    例えば、抽象画の先駆者の一人と呼ばれる画家のカンディンスキーは、十二音技法で知られる作曲家シェーンベルクの音楽に触発され作品を生み出しました。

    この日の授業は、実際に音楽を聴いてイメージを膨らませて絵を描いてみました!