【学校教育学科】小学校教員への第一歩 ― 教育実習で実践的な学びを経験
「充実した4週間でした!!」
こども学部
こども学部
本学科では、未来の小学校教員を目指す学生に対し、4年間を通じてさまざまな実践的な学びの場を提供しています。その中でも、3年次後期に実施される4週間の教育実習は、教職の現場で大きく成長する貴重な機会として位置づけています。
教育実習に向けて、8月下旬には全学生を対象に、学習指導案の作成や板書計画に基づいた45分間の模擬授業を行います。この模擬授業では、他の学生が児童役を務め、実際の授業に近い状況を体験できるよう工夫されています。授業者は教壇に立つ緊張感を持ちながら授業を進め、予想される児童の反応に適切に対応する力を養います。
模擬授業の後には協議会が開かれ、授業の進め方や発問内容、問題提起の方法について教員から助言を受けるとともに、学生同士で意見を交換します。こうしたフィードバックを通じて、計画した学習指導案が予想通りに進まない場合の対応や、発問や板書が児童の理解に与える影響を教育実習前に学ぶことができます。模擬授業で見つかった課題を改善し、本番の教育実習に向けて準備を進めていきます。
また、教育実習期間中には、大学の教員が実習校を2~3回訪問し、授業の進行状況を確認しながら指導を行います。学生は、児童との信頼関係を築き、自らの授業を振り返りながら、将来の教員としての成長を客観的に実感することができます。実習を終えて大学に戻ってきた学生たちは、「児童との関わりや授業での反応を経験できたのは貴重だった」「先生方からの温かなサポートが非常にありがたかった」と話しており、教育実習を通じて得た人間関係や責任感は、今後のキャリアに大きな影響を与えることでしょう。
教育実習を通じて、未来の教員としての自信を深め、さらなる活躍を期待しています。