介護福祉科:高校生向け介護体験学習

短期大学部

2019年12月18日
【介護福祉科の取り組み】~クラーク記念国際高等学校の生徒さんが介護を学ぶ~
  • 2019年11月25日(月)にクラーク記念国際高等学校の生徒さん21名を対象に介護の体験学習を行いました。今回の体験学習のテーマは、「正しい車いすの使い方」です。

    最近では街中で車いすに乗っている方を見かけることも多くなってきましたが、実際に自分たちが車いすに乗り、操作する機会はなかなかありません。車いすの操作についてのイメージは、「簡単そうだし、楽しそう」、「椅子に車輪がついただけで、操作方法は特別な技術など必要ない」と思っている方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、実際に体験された方の多くは、「なかなかまっすぐ進まない」、「段差があると超えられない」「上手く曲がれない」「手が疲れる」など、体験されて初めて車いすの操作が難しいこと、そしてとても技術が必要であることを理解されます。

  • 実際に車いすを使用されている方にとっては、「車いすは、生活を送るうえで自分の足になってくれる大切なものであり、生活を豊かにしてくれるもの」という認識を持っています。体験学習を通して、車いすを使用されている方の思いを理解し、自分にできることは何か、どういった支援ができるのかを考えてもらう機会になればと思っています。

    今回の授業では、車いすの基本的な操作方法や、注意事項について説明をした上で、標準的な車いすを実際に体験してもらいました。また、浦和大学短期大学部では、電動車いすやアシスト付き車いす、足こぎ車いすなど、様々な最新鋭の車いすを準備しており、そちらも体験してもらいました。こういった体験学習を通して、支援を必要とされている方の気持ちを想うことで、人をいたわる気持ちを養ってもらう機会になっていってほしいと思っています。

  • 浦和大学短期大学部・介護福祉科では、地域の中学生・高校生をはじめ、多くの方々に体験していただく機会を提供しています。