浦和大学と浦和実業学園高校が共同でボランティア活動 視覚障がい者が行う卓球競技「サウンドテーブルテニス」の大会をサポート
総合福祉学科
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2024年7月14日、公益社団法人埼玉県視覚障害者福祉協会が主催する「第39回サウンドテーブルテニス」の大会に浦和大学と浦和実業学園高校がボランティアとして参加しました。
サウンドテーブルテニスは視覚に障害をもつ方を対象としたパラスポーツで、ボールの位置が聴覚で認識できるようにボールの中に金属球が入った、音の鳴るボールを使い競技をします。また、卓球台中央にあるネットの下にはボール一つ分が通過できる隙間があり、ここを通して打球を交わすことができるようになっています。
浦和大学では、以前より同大会に協力してきましたが、今回は浦和大学の併設校である浦和実業学園高校のスポーツボランティア部の皆さんにも協力いただき、大学生と高校生が一体となって大会の運営をサポートしました。
当日は、会場設営として卓球台やフェンスの設置を担当したほか、サウンドテーブルテニスについて説明を受け、競技への理解を深めました。また、試合が始まると、選手の誘導とボールパーソンとして活動し、選手が控席から卓球台中央の位置まで移動する際の補助や、チェンジエンドの際の移動のサポート、アウトとなったボールの回収などを担当しました。
浦和大学のボランティア学生の中には、これまでにも障がい者スポーツの大会にボランティアとして参加した経験のある学生もおり、そこでの経験を一緒に活動する高校生のボランティアに伝えるなど、活動を通じて大学生と高校生の交流も図ることができました。
大会終了後には、主催者の埼玉県視覚障害者福祉協会の会長からも大変感謝され、「若い方がサウンドテーブルテニス大会に関わってもらうのは大歓迎です。このような機会が視覚障害者の理解につながることを期待したい。」とのお言葉をいただきました。
参加した学生からは、「視覚障害の方とコミュニケーションが取れたことは貴重な体験だった」「視覚障害の方のサポートの方法が学べて有意義だった」「普段は人見知りするが、今日は率先して活動に取り組むことができた」などの声が聞かれ、とても充実した様子が伺えました。
今後もこうした取り組みを通じて、大学と高校の双方の学生たちの教育機会の充実を図ると共に、浦和大学として障害者スポーツの発展に貢献していきたいと考えています。