【6/28 埼玉新聞】大久保秀子教授【浦和大学発研究レポート10】歴史と地域が交差する福祉史

メディア掲載

2022年7月5日
  • 2022年6月28日(火)付『埼玉新聞』朝刊4面(経済欄)の記事「浦和大学発研究レポート」、前回の社会学部・現代社会学科の竹村祥子教授による「浦和美園駅4番バス停から」に続いて、こども学部・こども学科の大久保秀子教授による「歴史と地域が交差する福祉史」が最終回として6月28日(火)に掲載されました。

    「日本社会福祉の歴史と原理、地域における福祉社会の形成、福祉教育」を研究テーマにする大久保教授はレポートの中で自身の恩師からの指導を振り返りながら「社会福祉」との出会い、そして「浅草寺社会事業」の歴史研究について述べています。

    恩師からあった2つの指導、「第一に生活者視点で広く社会福祉を捉えること」と「第二に社会福祉の歴史研究をすること」、を端緒にレポートは始まります。

    前者に関しては「当時、先行研究もほとんどない在宅介護について訪問調査を行い(中略)福祉調査に携わる機会を与えられた」。そして、それは「社会福祉の地域性と歴史性をつなぐ研究に対する関心へ収れんした。」と、修士課程での「気付き」についてが書かれています。

    その後「浅草寺研究の機会に恵まれ、細々と「浅草寺社会事業」の歴史研究を書きためた。恩師は、歴史研究で学位論文をまとめるようにと、再び教え子の列に加えてくださった」。という後者の指導では「前者の学びを「地域社会の特質」に着目した歴史研究へと展開する道」を開いてくれた。具体的な研究の意図は「浅草寺社会事業の成立と展開について、地域社会の特質と歴史的背景を交差させて解明しよう」ということだった。

    そして、この研究についてドイツの社会事業史研究家が強い興味を示し、「ドイツとの共通点が多い」という、研究に新たなアイディアが加わった。しかし…

    本文の最後には、校訓「実学に勤め徳を養う」に込められ、本学創設者から引き継いだ教育の理想への「これまでの思いと」「これからへの思い」で『浦和大学発研究レポート』を締めています。

  • 【6/28 埼玉新聞】大久保秀子教授【浦和大学発研究レポート10】歴史と地域が交差する福祉史
    【6/28 埼玉新聞】大久保秀子教授【浦和大学発研究レポート10】歴史と地域が交差する福祉史