【8/18 東京新聞】被災者の心理ケア学ぶ 浦和大生が災害時シミュレーション 学生「将来に役立ち 経験を積めた」
社会学部
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2022年8月18日(木)付『東京新聞 TOKYO Web』首都圏ニュース(埼玉)に、「カウンセリング」(担当:社会学部総合福祉学科 鈴木吏良 准教授)の授業の一環として行われた「コロナ禍において大規模災害が起きた際の心のケアに関するシミュレーション」の様子が掲載されています。記事の中では、こども学科3年生の2名と鈴木准教授のコメントが紹介されています。
二回とも支援者役だったこども学科三年の本田百華さん(20)は「両親とはぐれた五歳児」に対応。子ども用に区切ったスペースに誘導し、「パパやママに会いたい」と泣きじゃくる被災者役に塗り絵で遊ぶ提案をしたり、子どもの目線に合わせてしゃがんで話したりと、工夫を重ねて寄り添った。本田さんは「前回は子どもスペースも作れず、てんやわんやで支援者同士の連携もできなかったが、今回はほかの被災者を見る時間もできた」と話した。
同学科三年の林優衣さん(20)は終始冷静な対応が評価され、「演技大賞」を受賞した。当初は避難所の受付にいたが、新たに訪れる被災者が途切れたタイミングで傷病者支援に向かい、指示する人が少ないとみて積極的に声出しをするなど臨機応変に対応した。
鈴木准教授は「学生は授業で学び、頭では分かっているが実際にシミュレーションするとうまくいかず衝撃を受ける。一度目を経てモチベーションも上がり、今まで学んだことを総動員して活動してくれた」と評価した。
被災者の心理ケア学ぶ 浦和大生が災害時シミュレーション 学生「将来に役立ち 経験を積めた」:東京新聞 TOKYO Web