介護福祉科:視覚障害体験学習
短期大学部
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介護福祉科では、介護技術を修得するため1年次より生活支援技術の授業を受けています。今回は2年生が受講している「生活支援技術Ⅵ」の授業風景をご紹介します。
「生活支援技術Ⅵ」では、様々な障害の形態に応じた介護を勉強しています。今回の授業では、視覚に障害がある方が実際に外出する際に、どのような問題や困難があるのか、さらに、外出を支援する際の注意点や留意点を自分たちで体験から学ぶことを目的に、大学からスクールバスに乗り、東川口駅周辺へアイマスクと白杖を持ち、学外演習を行いました。
演習では、2人1組で「視覚に障害がある利用者さん役」と「支援者役」の両方を行いました。あるグループは東川口駅の中に入りエレベーターを探しホームまで安全に行けるのか体験しました。
またあるグループはスーパーへ行き、指定された品物を探し購入することができるのかなど体験しました。学生はアイマスクを装着し視覚が遮られている中で、白杖を頼りに指定された場所へ行くという体験を通して、人は視覚を頼り生活していることを再確認にすると同時に、視覚に障害がある方へどのような支援が必要なのか、また視覚障害の方が使用する「点字ブロック」や「音声誘導」の重要性を学ぶことができました。
介護福祉科では、授業の中で様々な演習を取り入れ、卒業時には介護の現場で即戦力になってもらえるよう、また将来介護職員の指導者になるべき介護福祉士の育成を進めています。