異文化交流の現場に飛び込もう!(こども学部「多文化と保育」授業)

こども学部

2024年7月16日
  • こども学部の授業「多文化と保育」では、最近保育現場でも増加傾向にある外国にルーツを持つこどもを含む保育について考える授業です。

    授業の前半は、外国にルーツを持つとはどういうことか、幼いこどもにとっての母語や母文化の大切さなどについて学びました。

    授業の後半は、実際に多様なルーツを持つこどもたちの保育を行っている現場や、日本で暮らす外国人の人たちと交流する場にご協力いただき、フィールドワークを行いました。

    お互いの言葉が分からなくても遊びを通してつながる子ども同士の姿や、英語など共通理解できる言葉や音楽等で意思の疎通を図ったり、楽しみを共有しようとする保育者の様子、更に、送迎の保護者とも熱心にコミュニケーションをとる職員の方々の姿から、保育において大切なものは変わらないことと、逆に外国にルーツがあるこどもたちだからこそ必要な援助と配慮があることを学ぶことができました。

  • さいたま市に住む外国人の方々との交流では、楽しくゲームやおしゃべりをする中で、「くしゃみってカンナダ語を話す人たちはどんな風に表現するの?」「スイカ割りってアルゼンチンでもするの?」等、いろいろな国の言葉や文化に触れたり、お互いのことを知り合うことを楽しみました。共通項を見つけることで嬉しい気持ちになったり、違いは否定するのではなく「素敵だね」「そういう考え方もあるね」と認め合うことの大切さを知ることができました。

    机上で学ぶ必要のある知識ももちろんありますが、異文化理解は、自らその場に身を置いて交流する体験を通してはじめてその入り口に立つことができるものです。7月20日のオープンキャンパスでは、フィールドワークの体験をまとめたポスターを掲示する予定です。学生たちが体験を通して学んだことを、ぜひ見にいらしてください。

【関連リンク】7月20日(土・10:00~/13:00~)開催オープンキャンパス模擬授業