文化人類学・アメリカ研究の視点から考えるディズニー公開講座「ディズニー文化を考える 〜日本とアメリカの視点から〜」を開催
プレスリリース
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浦和大学(所在地:埼玉県さいたま市)は、2025年2月8日(土)に公開講座「ディズニー文化を考える〜日本とアメリカの視点から〜」を開催いたします。
世界中の人々に愛されるエンターテインメントブランド「ディズニー」。その影響力は計り知れません。本講座では、身近な存在であるディズニーを切り口に、日本とアメリカの文化や社会について掘り下げ、その影響力の源泉を探ることを目的とします。
浦和大学社会学部現代社会学科では、現代社会で活きる・活かせる専門フィールドとして「メディア」「観光・文化」「社会・経営」の3本柱を設け、それぞれに専門科目を配置しています。
例えば「観光・文化」のフィールドでは、「外国史概説」「世界遺産論」「テーマパーク論」などの科目を通じて歴史・文化、そして観光及び観光産業について理論的に捉え、社会問題の発見とその改善につながる実践的な教育を行っています。これは建学の精神「実学に勤め徳を養う」に基づいています。
今回は、エンターテインメントの枠を超えた「ディズニー」を題材に、日米の文化及び歴史的な背景を理解することで、現代社会を再考し、受講者が新たな視点を得られることを期待しています。
東京ディズニーリゾート(TDR)は、日本で大成功を収めたレジャー施設です。本講座では、経営学的視点ではなく文化的視点からTDRの成功要因を分析します。アメリカ文化を象徴するディズニーが、なぜ日本でこれほどまでに受け入れられているのか、日本文化との関係性を考察します。
東京大学教養学部卒業、同社会学系大学院修了。文化人類学を専門とし、主にパプアニューギニアを対象としてオセアニア地域をフィールドとしてきた。近代化の影響や農業開発の可能性などの研究を行っている。これと並行して睡眠の文化的研究や東京ディズニーリゾートの研究も行っている。
アメリカ文化に深く根付いた「ディズニー」をテーマに、ウォルト・ディズニーの想いを掘り下げます。創設者が込めたメッセージを映像資料を通じて読み解き、アメリカ社会におけるディズニーの役割や夢の象徴性を考察します。また、社会の変化に対応したディズニー・テーマパークの歴史についても触れます。
津田塾大学(アメリカ研究)卒業後9年目に立教大学大学院(西洋史専攻)進学。2006年同大学院で博士(比較文明学)学位取得。東京女子大学助手を経て1991年に浦和短期大学英語科着任。2008年最後の学科長として短大卒業生を送り出し、こども学部教員に。2021年現代社会学科へ内部移籍。
浦和大学は、開学以来、「実学に勤め徳を養う」という理念のもと、実学教育と徳育教育を重視しています。幅広い教養を基盤とし、豊かな人間性を育みながら、保育・幼児教育、初等教育、社会福祉の専門的な立場で地域社会に貢献できる実践力を持つ人材の育成に努めています。