【こども学科】授業紹介「保育・教職実践演習(幼稚園)」
こども学部
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4年生後期に履修する「保育・教職実践演習(幼稚園)」は、これまでの実習や授業を振り返り、学生が自身の課題を明確にし、課題の改善、解決に向けて必要なこれからの学びや経験について考えることを目的とした授業です。
こうした学びを深めることで、学生が、卒業後、教諭・保育者としてスムーズに仕事を始められることが期待されています。
学生は4年間、自然豊かで木々に囲まれたキャンパスの中で日々学びを深めてきました。
その環境を生かし、授業内で模擬遠足を実施しました。模擬遠足の目的地は、キャンパス内の広場、通称「ぽっけの庭」です。事前に詳細な下見を行い、計画を立案し、その計画に基づいて実際に模擬遠足を行いました。
そして、模擬遠足実施後には振り返りを行い、反省と評価を重ねました。
またその過程で、学生は保護者向けのお便りを作成したり、保護者会で遠足の報告を行う場面を想定した学習に取り組んだりするなど、より実践的な学びを深めました。
グループごとに、先生役を交代しながら、皆でからだを動かして集団遊びを楽しんだり、どんぐり拾いをしたり、おやつを一緒に食べたりしました。拾い集めたどんぐりは園に持ち帰って、制作活動に使う設定です。そのような活動をする中で、子どもたちの安心・安全を守りながら引率するために必要な細やかな配慮を、具体的に学ぶことができたと思います。
近い将来、「職員間で協力して職務を遂行できる」ようになるために、これまで積み重ねてきたグループワークの経験が役立つことを期待しています。
このような学びは、民間企業や公共機関に進む学生にも有益であると確信しています。
これから社会人となる4年生の皆さんのご活躍を心からお祈りしつつ、今後のさらなる成長を楽しみにしています。