石川 浩(イシカワ・ヒロシ)

こども学部 所属教員

職位 教授(現職着任日:2024年4月)
担当科目 初等国語科指導法,教育インターンシップ,教育実習指導,学習指導と図書館
最終学歴 埼玉大学 教育学部
学位 教育学士
研究テーマ 国語科の指導と評価,語彙指導,読書指導
所属学会 埼玉県国語教育研究会,むさし野国語の会,日本教育デザイン学会
在学生へのメッセージ

「やらされる仕事を自らやる仕事に変えたとき、苦しみは喜びにかわる」という言葉を教えてもらったことがあります。“仕事”を“学び”に換えて、大学でのあなたの学びを見直してみましょう。教科の学びを始める小学生、あるいはもっと幼い子どもを教える先生には、学びの“喜び”はもちろんですが、“苦しさ・大変さ”とそれを“喜び”にかえるやり方やコツを、体験し理解しておいてほしいと思っています。言葉を使って、自らの想いや理解を整理し、友達や先生など周りの人と関わっていくことが、「やらされる学び」を変容させていく一つのコツであると、国語科を担当する私は信じています。

受験生へのメッセージ

中学校から高等学校、高等学校から大学へ進学するために、良い成績をとることが勉強の目的あるいはゴールと勘違いし、答えを暗記することや何でもネット検索するなど効率ばかりを求めがちです。学校とは「集団の力を借りて個の力を磨く教育機関」であると私は考えています。ですから、まずは“自分で考える”、そして“自他の考えを交流し共有する”、その上で“もう一度一人で考えて自分の考えを導き出す”ことが『学びの本質』なのだと思います。こうした学びを、積み重ね、磨き、深めていくところが大学です。一人一人の思索と交流を進めやすい環境が、浦和大学の学校教育学科にはあります。

主な著書
  • 『新中学校国語科経営講座 第5巻「多様な言語活動」の開発と展開』(執筆形態:共著)
    • 出版社・発行元:明治図書
    • 発表年月日:1997年4月
    • 頁:18-25頁
  • 『声に出して楽しんで読もう 4年生』(執筆形態:共著)
    • 出版社・発行元:学習研究社
    • 発表年月日:2004年3月
    • 頁:14-85頁
  • 『新校長教頭必携-学校運営のポイント121』(執筆形態:共著)
    • 出版社・発行元:世界通信出版部
    • 発表年月日:2010年5月
    • 頁:56-59頁
  • 『埼玉県小学校教育課程編成要領』他『埼玉県小・中学校教育課程』資料8冊(国語科及び総則編を共著)
    • 出版社・発行元:埼玉県教育委員会
    • 発表年月日:1992年3月
    • 頁:267-271頁
  • 『声を鍛え、言語感覚と語彙力を磨く』(執筆形態:単著)
    • 出版社・発行元:自費出版
    • 発表年月日:2024年1月
    • 頁:1-16頁
論文・学会発表
  • 「これから求められる国語科授業について-現行学習指導要領改訂後の動向及び第2期教育振興基本計画を踏まえて-」(執筆形態:共著)
    • 掲載誌名:『浦和論叢』浦和大学
    • 発表年月日:2024年3月
    • 巻・号・頁:第70号, 65-91頁
  • 「生きて働く国語の力を育む読書指導の試み」(執筆形態:単著)
    • 掲載誌名:埼玉大学教育学部附属中学校「研究紀要」
    • 発表年月日:1998年3月
    • 巻・号・頁:第34集, 1-12頁
  • 「教室外人材等を活用して主体的な学習を促す評価の試み」(執筆形態:単著)
    • 掲載誌名:埼玉大学教育学部附属中学校「研究紀要」
    • 発表年月日:2002年3月
    • 巻・号・頁:第38号, 1-8頁
  • 「新しい評価の観点にのっとった新教材の実践『竹取物語』(執筆形態:単著)
    • 掲載誌名:道標[中学国語通信] 教育出版
    • 発表年月日:2002年11月
    • 巻・号・頁:第4号, 4-9頁
  • 「実践提案 太宰作品を生かした授業『走れメロス』の授業-表現・文体の魅力に目を向けさせる‐」(執筆形態:単著)
    • 掲載誌名:月刊国語教育
    • 発表年月日:1996年5月
    • 巻・号・頁:第16巻2号(通巻179号), 32-35頁
学会発表
  • 「これからの漢字指導の在り方の模索-漢字の読み書きの能力の定着を目指して-」
    • 発表年月日:2003年8月1日
    • 会議名:第32回全日本中学校国語教育研究協議会奈良大会
    • 主催者:全日本中学校国語教育研究会
    • 発表形式:研究発表
    • 単独共同区分:単独
    • 特筆事項:(言語事項分科会、発表者)
  • 「生きてはたらく国語の力の定着を図る授業の創造-国語科における今日的課題の解決を目指して-」(執筆形態:共著)
    • 発表年月日:2001年11月9日
    • 会議名:第44回全関東地区国語教育研究協議会
    • 主催者:全関東地区国語教育研究会
    • 発表形式:研究基調説明
    • 単独共同区分:共同
    • 特筆事項:(全大会において開催県事務局長として説明)
  • 「読む意欲を高め、論理的思考力を高める学習指導の工夫-単元構成を工夫し、既習事項を実際に活用する場面を設定して、日常生活の中でそれを積極的に生かしていく姿勢を身に付ける-」
    • 発表年月日:1994年11月11日
    • 会議名:第37回全関東地区中学校国語教育研究協議会
    • 主催者:全関東地区中学校国語教育研究会
    • 発表形式:授業提案(単元「僕らの環境サミット」)
    • 特筆事項:(理解2分科会[説明的文章]、授業提案者)
  • 「これからの国語科教育の確かな推進」
    • 発表年月日:2010年11月12日
    • 会議名:埼玉県国語教育研究会 常任理事・理事合同研修会
    • 主催者:埼玉県国語教育研究会
    • 発表形式:講話(プレゼンテーション)
    • 単独共同区分:単独
    • 特筆事項:県教育委員会の課題意識を地域の中核となる教員と共有した。
その他(活動・講演等)
  • 埼玉県国語教育研究会において、事務局(1989~2003)、副会長(2016~2018)、会長 (2019~2020)と、それぞれの役割を通して、埼玉県内の国語教育の推進に尽力した。
  • 文部科学省及び国立教育政策研究所が実施した「平成15年度小中学校教育委課程実施 状況調査」の問題作成委員及び結果分析委員として、1998年告示の学習指導要領に おける国語科の目標や内容に照らした学習の実現状況を把握するための問題を作成する とともに、その調査結果を分析し、その後の教育課程や指導方法等の改善に資する報告 書をまとめた。
  • 深谷市子供読書活動推進協議会副会長として、第2次深谷市子供読書活動推進計画における成果と課題を踏まえ、第3次深谷市子供読書活動推進計画の策定に携わった(2021~2022)。
  • 深谷公民館(2016~2022)及び大寄公民館(2018~2022)運営委員
  • 埼玉県立深谷高等学校の学校評議員及び学校評価委員(2018~2022)