卒業時アンケ―トの分析結果について(2018年度)

その他

2020年3月31日
  • 昨年の浦和大学の卒業生に対し「卒業時アンケート」を実施した。結果がまとまったので、その概略を報告します。主な質問は全部で10でした。回答は「大変思う」「やや思う」「どちらでもない」「思わない」「全く思わない」の5択で答えるものと、記述式とがありました。

    問1.卒業する学部を教えてください。

    この質問で学部ごとの回答率がわかるが、両学部とも90%を超えており、信頼できるアンケート結果といえよう。

    問2.大学での授業や活動を通して自身が成長したと思いますか。

    「大変思う」「やや思う」の回答が多かった。大学は人を育てる教育機関なので、本学は大学としての役割を十分果たしているといっていいだろう。

    問3.成長できたと思うきっかけや経験があれば教えてください。

    「実習」が一番多い回答であった。本学の特徴である「実学重視」の教育が効果的であることを示しているといえよう。

    問4.在学中に力を入れて取り組んだことは何ですか?

    この質問は9項目に分かれていて、それぞれに回答することになっている。

    ①大学の勉強

    「やや思う」の回答が一番多かった。学生なりに勉強に力を入れて取り組んできたといえよう。

    自主制作・研究。

    「どちらでもない」が一番多かった。自主制作・研究とは卒業論文や卒業研究のことであるが、やや苦手科目であったようである。

    資格取得

    「大変思う」「やや思う」が圧倒的に多かった。これも「実学重視」の本学の教育の特徴と成果がよく出ている回答である。

    ボランティア活動

    「どちらでもない」が多かった。これは力を入れる学生と入れない学生が、バラついている印象である。それでも本学の学問領域もあって、他大学に比べると「思う」の割合は多いと思われる。

    サークル活動

    「全く思わない」が一番多かった。サークル活動は、一部を除いて、学生にとってやや縁遠いものであったことが分かる。

    学園祭

    「どちらでもない」が多かった。これも力を入れる学生と入れない学生が、バラついている印象である。

    友人づくり

    「大変思う」「やや思う」が多かった。大学は一生の友人を得る場でもあるので、本学が大学の重要な役割を果たしていることを意味し、喜ばしい。

    アルバイト

    「大変思う」が一番多かった。学生時代にアルバイトを行うことは無駄ではないが、それにしても「大変思う」が一番多いのは、少しやりすぎではないかという印象である。

    就職活動

    「やや思う」が多く、学生なりに就職活動に力を入れてきたようである。

    問5.大学の授業や活動を通して、次に挙げる力をつけることができましたか。

    大きく4項目に分かれていて、それぞれに回答することになっている。
    ①コミュニケーション力。

    「大変思う」「やや思う」が多かった。コミュニケーション力は現代の学生に必要とされている重要な能力である。この能力が高められたと回答した学生が多かったのは、本学の「少人数教育」の成果といえよう。

    ②知識・技術を活用する力。③論理的に考え、判断し、表現する力。④主体性をもち多様性を理解し協働する力。

    ②~④はいずれも似た回答分布であり、「やや思う」が一番多かった。これも福祉と保育などの面で、少人数で丁寧な教育を続けている本学の教育の成果といってよいであろう。

    問6.在学中に受験ないし取得した資格・免許があれば教えてください。

    この質問について、各学部で推奨している資格が多かった。学生は様々な資格・免許に挑戦していることが分かり、これも実「実学重視」の本学の教育の成果といえよう。

    問7.浦和大学のオススメの科目・大学プログラムはありますか?

    「実習」関係の科目にやはり支持が多かった。

    問8.浦和大学の教員について自由にご意見下さい。

    これらには「親身」「やさしい」という回答が多かった。これも「少人数」で丁寧な教育をする本学の特徴がよく出ているといえよう。

    問9.浦和大学の教育内容にどの程度満足していますか?

    「大変思う」「やや思う」の回答が多かった。本学の教育が多くの卒業生から支持されていることを示し、本学にとって大いに励みになる回答である。

    問10.浦和大学に入ってよかったと思いますか。

    「大変思う」「やや思う」の合計が圧倒的に多かった。これは本学に対する総括的な満足度を問う質問であった。卒業生から高い満足度を示す回答を頂戴し、本学として大いに喜ぶべきアンケ―ト結果であった。