【総合福祉学科】「遠隔で結ぶチャレンジランキング大会」開催~文部科学省「障害者の生涯学習に関する委託事業」~

総合福祉学科

2020年11月12日
2020年11月7日(土)、本学をメイン会場として「遠隔で結ぶウエブ上での“チャレンジランキング・ゲーム大会”」が開催されました。
  • このイベントの出発点は、“障害者の生涯学習”をどのように考えるかということです。特別支援学校に通う多くの障害者は、18歳の卒業と同時に学習の機会を奪われます。一般的な健常者は大学進学をはじめとする様々な選択肢があるなかで、障害者の学習の選択肢が制約されることは、基本的人権にも関わる問題なのです。

    そこで文部科学省は、障害者の学習活動を総合的に支援するために実践的研究を開始し、その一環として今回のイベント開催となりました。

    今回の企画は、コロナ禍の「新しい生活様式」を考慮し、障害者の団体と健常者の団体をリモートで結び、インクルーシブ(みんな一緒)な状況で、チャレンジランキング・ゲーム(ルールが簡単で誰もが気軽に参加できるギネスゲーム)を楽しもうというものです。

    参加した浦和大学の3年生チームは、「楽しかった」「リモートで全国の人とつながっているという感覚がうれしかった」「障がい者のチームと一緒にイベントに参加しているという感じがなく楽しめた」など、楽しそうに多数のコメントを寄せてくれました。

  • また、このイベントには、本学健康スポーツコースの1年生も運営スタッフとして協力してくれました。新しい形式のイベント運営に戸惑いながらも、「参加してくれた人たちに楽しんでもらいたい」という気持ちで一生懸命取り組んでいました。そして「楽しかった、またやりたい」「コロナ禍で大学に来れるだけでうれしいのに、こんなイベントに関われて光栄」「今度は自分たちが選手で出たい」など、1年生らしいハツラツとしたコメントを寄せてくれました。

    実際に実施してみて、改善点もあった今回のイベントですが、修正しながら全国に発信していきたいと思います。また、“福祉の大学”として、学生にはイベントに積極的に参加してもらい、机上の学習だけではなく、福祉の生きた学習を経験してもらいたいと考えています。