学校教育学科ハワイ短期留学英語セミナー報告レポートVOL.3

こども学部

2019年2月28日
  • 小学校教員としての英語力を養う、学校教育学科「ハワイ短期留学英語セミナー」報告レポートVOL.3を現地よりお届けします。3日目の午前中、研修先のユナイテッド・ハワイ・カレッジ(UHC)にほど近いMokupāpapa Discovery Center(モクパパパ・ディスカバリー・センター)を訪れました。

    Mokupāpapaは北西ハワイ諸島の自然科学・文化・歴史・周囲の海洋環境の理解を目的とした施設です。大きな水槽や海の野生動物の実物大モデル、インタラクティブな教育教材、ハワイの文化に触発されたアート作品など興味深い展示物でいっぱいです。

    (写真1〜8)

  • 教育学芸員のジャスティンさんとマリアさんが、浦和大学生の短期留学期間中に現地の小学生がここを訪れ、海の自然について学習する予定があることを事前に知らせてくれました。お二人のおかげで施設の見学と同時に教育活動の様子を観察できる貴重な機会が得られました。

    学習活動を行なった小学生は、KUA O KA LĀというパブリック・チャーター・スクールの4年生9名です。KUA O KA LĀとはハワイ語で「太陽の裏側」という意味でハワイ島の東に位置しますが、昨年のキラウエア火山の噴火による溶岩で校舎が完全に使えなくなってしまったということでした。

  • しかし、こどもたちはとても元気で積極的です。この日の活動ではハワイ諸島の成り立ちや、海の生物や環境をどう守って行くべきなのかといった事柄を学んでいました。特にアホウドリの雛が実際に吐き出した胃の内容物を調べる実験では、歯ブラシやキャップなど多くのプラスチック製品を見つけ、驚くとともに自分たちの海の環境を守る大切さを強く感じている点が印象的でした。


  • このような教育活動の実際の様子を観察させていただいた後、ジャスティンさんとマリアさんがMokupāpapaの教育活動の内容やその意義、教育活動に実際に使っている教材についてのお話をしてくださいました。学生の質問に答えて下さった後、最後に小学校教員になろうとする学生へのアドバイスとお二人の希望をお話しくださいました。貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。

  • 次回の報告レポートは、ハワイ英語セミナーの柱である英語レッスンの内容について詳しくお伝えいたします。