2023年2月7日(火)に2022年度こども学部卒業研究発表会及び表彰式が開催されました

こども学部

2023年2月16日
  • 厳しい余寒が続く中、卒業式を間近に控えたこども学部4年生による卒業研究発表会及び表彰式が挙行されました。

  • 厳しい余寒が続く中、卒業式を間近に控えたこども学部4年生による卒業研究発表会及び表彰式が挙行されました。

    在学4年間の集大成となる「卒業研究」の発表会は、こども学部開設以来の伝統として受け継がれてきた一大行事です。こども学科と学校教育学科の合同開催としては、今年で3年目を迎えました。長引くコロナ禍のため、昨年度同様に3201教室での発表とオンラインでの中継・配信を組み合わせ、学生たちが2年間真剣に取り組んだ「卒業研究」の成果を発表し合う卒業研究発表会と、学生生活におけるクラブ・サークル活動やボランティア活動、親子のひろば「ぽっけ」での活動を称える表彰式が、学長はじめ来賓の諸先生方ご臨席のもと、盛大かつ厳かに執り行われました。

  • 第一部の卒業研究発表会では、学長の「テーマの多様性が本学らしい」とのご講評通り、「モンテッソーリ教育における子どもの主体性・自発性の育ちについての考察」「こどもの健康と食品について」「共感性と子どもの発達」「ピアノ演奏」(こども学科)、「教室掲示の活用と改善」「教員の働き方改革再考」(学校教育学科)など、本学こども学部の目的である「こどものより良き生活環境の基盤構築を使命とする」にふさわしい発表が続きました。また、会場には「手袋シアターの制作」「指人形『三匹のこぶた』」など、作品制作に取り組んだ学生の卒業作品や華道部による生け花も展示されました。

    今春から幼稚園教諭・保育士・小学校教諭、児童指導員など、専門職として社会に巣立つ4年生が、近年のこどもを取り巻く多種多様な課題について、壇上の大きなスクリーンに映し出されたパワーポイントの資料をともに、強い問題意識から考察を進めた研究成果を闊達に発表する姿はとても頼もしく、深い学びに裏打ちされた成長ぶりをよく物語っていました。

  • 第2部の表彰式では、学部長がこれまでの学生生活で成し遂げた地域への貢献や学内・外での活動を表彰状と副賞の授与によって称え、「自分に誇りと厳しさを持ち、他者には尊敬と思いやりの気持ちを持って社会に巣立ってください」という餞(はなむけ)の言葉で締め括られました。

    4年という在学期間の内、3年間がコロナ禍という困難な時期に大学生活を送らなければならなかった4年生ですが、さまざま制約や苦境にも負けず、良き友人や慈愛で支えてくれる先生方に囲まれて、大きく成長した自分自身を実感できた貴重な機会となりました。終了後、発表者や表彰者だけでなく、準備に当たった運営委員の学生たちの、晴れやかで達成感に満ち溢れた笑顔が印象的でした。