「自然観察」(担当:鶴ヶ谷柊子講師)の授業で臨海実習を行いました

こども学部

2022年10月24日
  • 2022年8月29日(月)に「自然観察」(担当:鶴ヶ谷柊子講師)の授業の一環として、東京大学理学系研究科附属臨海実験所(神奈川県三浦市)で、「海産生物の調査」を行う臨海実習を行いました。自然観察の授業は、季節の変化を含めた自然を広く観察することを目的としており、「春編」「夏編」「冬編」の3編からなっています。臨海実習は、海のない埼玉県の自然と、海辺の自然を比較を目的とした、夏期休業中に学外で行う「夏編」に当たります。「自然観察」履修者15名と、「卒業研究I・II」履修者6名の合計21名が参加しました。

    海産生物の調査では、「磯で生物採集を行い、海の生物多様性を学ぶ」「海の生物の採集・観察方法を学ぶ」「海で野外実習を行う際の注意点を学ぶ」ことを目的にしています。

    当日は、10時から臨海実習に際してのオリエンテーションが行われ、その後磯採集に出発しました。磯採集では鶴ヶ谷講師や臨海実験所職員の方の指導を受けながら、危険な生物、漁業権があり採集してはいけない生物に注意を払いながら、参加した学生それぞれが磯の観察をしながらカニ、カイ、カイメンなどの様々な海産生物を採集しました。(危険生物のヒョウモンダコも!!)

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  • 採集後は、臨海実験所の実習室に戻り昼食をとった後、収集した海産生物を分類・観察を行い、スケッチをしました。臨海実習で採集・観察した生物のスケッチと生物一覧、臨海実習で学んだこと・感想が後期初回の講義までの課題となり、採集した生物を海に戻して終了となりました。

    また分類・観察・スケッチを行っている間に、2班に分かれて、職員の方のガイド付きで、臨海実験所の展示室や水槽室を見学しました。

    参加した学生からは「実際に海に出て、自分で採集することでわかることがたくさんあると思った」「はじめは生物が見つけられなかったが、慣れると沢山の生物が見えてきた」「潮の満ち引きに地球の不思議さを感じた」「フナムシが大量にいた…」「市場に出ると高値で取引される巨大な貝を採集することができた」と言った感想がありました。