1年の成果:大学での学びの基礎を養い、2年生以降の専門的学びにつなげる 「スタディナビゲーションA/B」(こども学科 1年次 卒業必修科目)

こども学部

2022年2月18日

    今回は、1年生の必修科目「スタディナビゲーション」について紹介します。「スタディナビゲーションA/B」は1年生の前後期科目で、大学の学びを充実するためのさまざまな学び、取り組みを行う演習科目です。演習内容は大きく「アカデミックスキル」「体験的なグループ活動」「社会的スキル、基礎学力の確認・向上」に分けられます。

  • 「アカデミックスキル」

    大学生活では、論文を読む、レポートを作成するなどのアカデミックスキルが求められます。1年生前期は、クラスごとにテーマを定め、それについて調査をし、資料を集めて分析をしてまとめる、という活動を経験しました。後期には各自が興味のあるテーマに関連する論文を探す、読む、内容を要約する、考察を加える、論文紹介のレポートを作成する、という作業を繰り返し、基礎的なアカデミックスキルを身につけてきました。

    また、自分が関心をもった論文について、みんなの前で紹介するというプレゼンテーションを行い、人に伝える力も磨いてきました。このような一つ一つの取り組みが、2年生以降の専門的な学びを支えてくれるでしょう。

  • 「体験的なグループ活動」

    将来の保育の仕事にはチームワークは不可欠です。新型コロナウィルス感染症の拡大でグループ活動にも制約がある中、クラス別に展示、ワークショップを準備して「しらさぎ祭」へ参加しました。親子のひろば「ぽっけ」のクリスマス動画製作では、グループごとに、折り紙のツリーや柊、雪の結晶などの製作と飾りつけ、クリスマスキャロルのトーンチャイム演奏、こどもと一緒のクリスマス動画への参加等を経験し、みんなで協力して取り組んだ成果が、こどもたちの笑顔につながるという喜びを実感することができました。今は、来年度4月の「ぽっけの庭」でのさくらまつりの開催を目指し、1年生希望者で実行委員会を組織し、活動を始めています。

  • 「社会的スキル、基礎学力の確認・向上」

    2年生からは保育実習が始まります。実習では、基本的な社会的スキルに加えて、保育の専門的用語や実習記録の作成などが課題となります。そのことを踏まえて、スタディナビゲーションの授業では、メールでのやりとり、手紙の書き方等を学ぶとともに、保育現場や記録で用いられる用語の書き取りの確認などを行ってきました。また少人数制である利点を活かしてアドバイザーと密接にコミュニケーションをとることで、学生は社会的スキルを確実に向上させてきました。

    1年生は、この1年間、意欲的に学修に励んできました。学修が将来につながっていることを実感しているのでしょう、とても頼もしくなってきました。後期試験最終日のクラスラインには「おつかれ!これからも頑張ろ!!」の文字がとびかっていました。これからも夢に向かって、みんなで頑張っていきたいですね。