2022年2月2日(水)に2021年度こども学部卒業研究発表会が行われました

こども学部

2022年2月8日
  • 3月の学位記授与式まで残りわずかとなりました。こども学部で4年間を過ごしてきた学生たちにとって、この卒業研究発表会は大学生活の最後を飾る貴重な1ページです。

    こども学科と学校教育学科の合同実施2年目となる今回、昨年度に引き続き、浦和大学3201教室での発表とオンラインでの中継・配信を組み合わせた研究発表会となりました。

    各ゼミや学科の代表に選ばれた学生たちが、コロナ禍の困難の中、2年間懸命に取り組んだ個性あふれる卒業研究の成果を発表しました。

    こども学科からは、「インクルーシブ保育における発達に障害がある子どもへの保育者の関わりについての一考察」といった保育・教育現場の障害を持つ子どもとそこに関わる保育者に視点をあてた研究や、「コロナ禍における保育所等社会資源の制限が保護者に及ぼすストレス」といったまさに現在の保護者支援の必要性を訴えた研究など、保育分野における今日的な課題を取り上げた質の高い考察が目を引きました。

    学校教育学科からは「承認欲求不充足による苦しみの構造と承認関係の構造」というテーマで、若年期の自己承認欲求の不充足が与える影響について、自らの経験と心理学的な視点を交えた興味深い研究発表が行われました。

  • また、こども学科では教材製作、作品制作や演奏・楽曲創作といった卒業研究も認められています。

    作品分野では、保育・教育現場ですぐに活用できる子ども向けの身近な物で作れる手作り玩具や布絵本、オリジナルのキャラクターを創作した作品資料集などが紹介されました。

    演奏分野では、大学に入学してからピアノを本格的に始めたという学生が、ディズニー音楽のメドレーを高度な技法で演奏し会場を驚かせていました。

    研究発表会の最後に、優秀な卒業研究、学内の親子の広場「ぽっけ」での活動、ボランティア活動、クラブ・サークル活動、オープンキャンパススタッフ活動など、こども学部での4年間の大学生活でなしとげた成果や地域への貢献に対し学部から賞が授与されました。

    昨年度に引き続きの新型コロナウイルス禍の中での卒業研究発表会となりましたが、研究発表や会の準備に関わった全員が大学4年間の学びを振り返り、大きな達成感を得たことと思います。

    また、代表として選ばれ研究発表をした学生たちだけでなく、4年生全員が本学での4年間の学びや様々な体験を通して成長し、それぞれの研究に活かすことができたものと思います。