【学校教育学科】4週間の教育実習を終えて

こども学部

2021年12月23日
  • 学校教育学科では、9月上旬から11月下旬にかけて4週間の教育実習が実施されました。教育実習の目的は、大学における学びを実際の教育現場でいろいろな先生方のもとで、児童との直接的な触れ合いの過程をとおして小学校教員となるために実践的に学ぶことにあります。教育実習では、教育現場で教師の仕事を目の当たりにしたり、社会人としてのふるまいを体験したりすることで多くのことを学びます。

    実習中に、学校教育学科の教員が学生の実習校に巡回指導に伺います。研究授業参観では、児童が実習生の研究授業に一生懸命に取り組んでいる様子を見ると、改めて教師としての責任を感じます。また、「先生頑張ってね」「僕、今日は発言するよ」「緊張しているけど大丈夫?」という児童の思いに助けられて授業が展開される様子を見ると、とてもうれしい気持ちにもなります。

  • 実習を終え大学に戻ってきた学生に話を聞くと、教育実習の4週間を共に過ごすことで、児童との人間関係をしっかりつくれたことが分かります。授業の最後に「先生、今日の授業は95点だったね」と評価してもらえた、とうれしそうに話す学生もいました。

    教育実習の感想では、多くの学生から「担任の先生や校長先生には感謝しかない」との言葉を聞きます。自分は先生やこどもたち、職員の方など多くの人に支えられて教育実習を終えることができたことに気づいたのです。4週間の実習は、決して楽しいことばかりではなかったと思います。朝も早かったし、授業の準備も大変だったはずです。しかし、大変だった体験の中で、「誰かに支えられている自分に気づいた」そのことが今後にとても重要なものとなります。

    このようにして、大学を卒業して小学校の教員だけでなく、他の仕事に就職しても、社会の中で誰かを支える人になることができるのだと思います。各小学校の協力で、とても有意義な教育実習になりました。