学校教育学科2年生が「のびのび教室」で大活躍

こども学部

2019年1月24日
  • 2019年1月19日(土)、さいたま市立大門小学校の土曜「のびのび教室」において学校教育学科2年生の7人が中心となり紙工作を企画・実践しました。

    今年度の土曜「のびのび教室」には、さいたま市立大門小学校の3~6年生の約35人が参加しています。毎回、9時30分から10時30分頃までは「学習タイム」、その後に休憩をはさんでから11時40分頃まで「ハロウィンランタン作り」や万華鏡作り、木工作などが体験できるように企画されています。

    当日、紙工作を企画・実践した学校教育学科2年生の7人は、昨年度の「のびのび教室」の学生ボランティアとして、約半年間、学習や活動の支援を経験してきました。今回は約1年ぶりの参加です。

    今回、昨年度の経験と今年度の大学における各教科の指導法の授業や「教育インターンシップB」等における学びを活かす貴重な機会をいただきました。

    学生たちは今回の企画・実践に際し、10月頃から毎月、企画会議を開催しました。議論や試作、改良を繰り返し、最終的に次の5つの紙工作を実践することにしました。

    1:「くるくるバレリーナ」、2:「シューッとぼう」、3:「かみとんぼ」、4:「三枚羽ブーメラン」、5:「フライングリング」これらの5つは、いずれも下記の出版物に掲載されているものですが、材料の準備や説明方法など、こどもの発達の段階に応じた工夫が随所にみられました。

  • 「のびのび教室」のコーディネーターやボランティアの方々にも見守られながら、こどもたちが作るのを支援したり、一緒に、完成した作品を飛ばしたり、廻したりしていました。

    コーディネーターやボランティアの方々から「昨年度よりも格段に、こどもとの接し方が上達している」や「学年が違うこどもたちそれぞれに合わせた声掛けができていた」、「作り方のポイントが的確に押さえられていてわかりやすかった」などのお言葉をいただきました。そして、終了時間を過ぎても、「家でもう一度、作りたい」といって余った材料を学生から受け取るこどもたちの姿に、学生たちの浦和大学こども学校教育学科における約2年間の学びの成果をみることができました。

    「のびのび教室」のみなさまにおかれましては、本学の日々の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。今後とも、このような機会を大切にしたいと思います。

  • 今回の紙工作を実践するにあたり参考にした主な文献は次のとおりです。
    ●「くるくるバレリーナ」:upera tupera『tupera tuperaの工作BOOKつくってみよう!へんてこピープル』(理論社、2016年)
    ●「シューッとぼう」・「かみとんぼ」:技術教育研究会編『小学校ものづくり10の魅力―ものづくりが子どもを変える』(一藝社、2017年)
    ●「三枚羽ブーメラン」・「フライングリング」:斉藤武雄・田中喜美・依田有弘編著『工業高校の挑戦―高校教育再生への道』(学文社、2005年)