【こども学科】授業紹介「保育実習指導ⅠA」保育実習ⅠAが始まりました

こども学部

2021年6月28日
  • 保育士資格の取得に必要な現場での実習は、①保育所②施設③保育所または施設のいずれか1つ、と合計3回行われます。この3回のうち最初の実習にあたる保育所実習が、6月21日(月)から始まりました。学生たちは約2週間の予定で、毎日実習に臨んでいます。4年間の学生生活を通して、特に最初の実習にあたる保育実習指導は、6名の教員が学生十数名をそれぞれ担当するという少人数のクラス編成で行われています。これは、一般的に大学の卒業研究(ゼミナール)で適用される人数に相当しており、「少人数制教育」は浦和大学の特徴的な教育の一つでもあります。実習指導における「少人数制教育」の良さは、三つあるといえるでしょう。

    一つは、学生と教員の距離が近いということです。どのようなことでも気軽に相談したり、わからないことを質問したりできる距離感にあります。

    二つ目は、学生同士の距離も近く、お互いに学びやすい雰囲気、環境にあることです。グループワークも仲間に親近感をもって取り組んでいる様子がうかがえます。模擬保育をした際などは、「○○さんの、ここが素敵だと思いました。」と仲間の良かったところを言葉にしてフィードバックをし、自分の気づきを反省として活かしていく授業も行っています。

    三つ目は、専門的な指導も個人のニーズに合わせて個別に受けることができることです。学生たちは、実習に臨む前に実習園へ提出する書類を作成したり、実習期間に取り組む保育記録の書き方について学んだりします。

  • 担当教員による添削指導の内容は、一人ひとりのニーズによって異なります。学生は、自分のウィークポイントを知ると同時に自分に向けられた具体的なアドバイスを受け取っています。こうして、一つひとつの積み重ねを自信に変えていくことができるのです。

    いまごろ本学の実習生は、元気いっぱいの子どもたちの世界にふれて、毎日さまざまなことを感じとりながら学びを深めていることと思います。掲載写真は、学生自作の名札です。「せんせい、おなまえなんていうの?」「これはなぁに?」と名札を通して新しい会話が生まれているかもしれません。この名札の数だけ、実習生の物語が存在していることでしょう。こども学科の実習生の皆さん、実習先での学びの物語をうかがえる日を教員一同、とても楽しみにしています。