【こども学科】授業紹介 保育実習指導ⅠA「先輩の話」

こども学部

2021年6月4日
「失敗をしても、失敗したから見えてくるものがある」
  • 今、2年生の学生は、6月中旬からの保育所実習に向けて、準備を重ねています。初めての実習のため、学生は不安と緊張、ドキドキ感がいっぱいです。この日は昨年に保育所実習を行った先輩2名を授業に招き、保育所実習での体験談を聞きました。

    1人目の先輩は、毎日2~3冊の絵本や紙芝居を子どもたちの前で読ませていただき、年齢に合った絵本選びなど大変であったけれど自信につながったこと、保育園の先生方がお忙しい中で実習記録を丁寧に見てアドバイスや改善点を書いた付箋をたくさん貼ってくださったので次の日の記録に活かせるように頑張ったことなどを話してくれました。

    また実習させていただいた全てのクラスの子どもたちから手紙や絵のプレゼントをもらい、励みになったとの話もしてくれました。先輩の「大変だったけれど、だからこそ中身の濃い実習になった」「『やるならとことん楽しくやろう』精神が大事」との言葉に、2年生からは「『自信がなくてもとにかくやってみよう!』という気持ちと行動力が大切だと思った」「実習が楽しみになってきた」との言葉が聞かれました。

  • もう1人の先輩からは、実習の事前準備として0歳児から5歳児までの発達段階を理解しておくこと、手遊びや絵本など部分実習の練習をしっかりしておくことが大事との話がありました。実習生としての自己紹介も乳児クラスでは子どもたちを驚かせないように笑顔でゆっくり様子をみながら、幼児クラスでは笑顔で元気よく、等の具体的なアドバイスに2年生は真剣に聞き入っていました。実習2週間目は1週間2歳児クラスに配属され、手遊びや絵本、エプロンシアター等をたくさんさせていただいたとのこと。「手遊びを始めると子どもたちの顔がぱっと明るくなり、嬉しかった」「失敗をしても、失敗したから見えてくるものがある」との先輩の言葉に、2年生は「不安もあるが、失敗を恐れず挑戦していきたい」と実習に向かう気持ちを新たにしていました。

    いよいよ6月後半には、初めての保育所での実習が始まります。新型コロナウィルス感染症蔓延下での実習となりますが、健康、安全への配慮をこころがけ、子どもたちとのかかわりや保育園の先生方の姿から多くの学びを得られるよう応援しています。