【学校教育学科】現職教員との意見交換会が行われました。

こども学部

2020年12月14日
  • 2020年11月3日(水)4・3・2年生を対象に、さいたま市の現職の先生お二人をお呼びし、「学校教育の現状と教職のやりがい」をテーマに講話をいただきました。

    丸山紘大先生(高砂小学校教諭)から、海外の日本人学校教諭時代のお話がありました。生活習慣が異なる地での教育やこどもの様子を、写真を交えて語っていただきました。また、臨時的任用教員を経て正規採用された経験から、志を持ち続ければ必ず希望が叶うという励ましの言葉がありました。さらに休日や長期休業日の過ごし方について、ユーモアを交えながらお話しくださいました。

    本学の卒業生でもある松本和美先生(三室小学校主幹教諭)からは、豊富な経験をもとに、教員としての服務、授業の進め方、こどもや教職員との人間関係作りなど、多くの具体例に加え法規や理論面からもお話をいただきました。

  • 授業づくりでは、どの教科でも最初の導入にオリエンテーションを実施すると効果的であること、4月のクラス開きではこどもたちとたくさん話をすること、悩みや不安は一人で抱えずに周りの教職員に報告・連絡・相談することなど、どれも教員としてすぐに役だつ内容でした。

    お二人の先生とも、こどもたちとの関わりをとても大切にしている様子が伝わり、力強い言葉に参加した学生も引き付けられていました。講話の後の質疑では、教職に対する不安などについて出されましたが、丁寧に答えていただき不安解消に役立てられた様子でした。

    学生は、「教育実習やアシスタントティーチャーなどでは気付けなかった話ばかりで、4月から教壇に立つのが楽しみになりました」と感想を話していました。学校教育学科では、今後も質の高い小学校教員の育成のため、様々なサポートを進めていきます。