【学校教育学科】2020年度前期授業の様子「実習・教員採用試験対策講座編」

こども学部

2020年10月6日
  • この記事は新型コロナウイルスの影響下での学科教育の取り組み紹介の2回目です。(1回目の記事はこちら。)今回は、実習や教員採用試験対策講座についてご紹介します。

    学校教育学科には1年次から小学校の現場に出向き1年を通して活動をする教育インターンシップや、3年次後期の教育実習など多くの実習科目があります。

    前期はオンラインや対面による学内指導を行い、9月から小学校での活動を開始しました。

    1年次必修の教育インターンシップAでは、実際にチャレンジスクールに関わっていらっしゃる先生に、大学からのオンライン講義を行っていただきました。

    2年生以上が履修する、教育インターンシップBやCでも、さいたま市教育委員会のアシスタントティーチャー担当の先生による説明会、面接の両方がオンラインで行われました。

  • 現在は小学校での活動が始まり、1年生が緊張しながらも小学生と楽しそうに活動をする様子が見られています。また、今年は小学校における感染症対策についても学ぶことができる貴重な機会となっています。

    オンラインの授業がほとんどとなる中でも、登校しての指導が必要なものもありました。教育実習の直前に行われる模擬授業は、小学校模擬教室で小学校の1時間と同じ45分の授業を1人で計画して行う、より実践的な指導です。数人の授業者だけが大学に登校して授業を行い、他の学生はオンラインで児童役として参加しました。

  • 教員採用試験に向けた指導が行われる教職サポートセミナーもオンラインで行われていましたが、教員採用試験を直前に控えた4年生は試験直前の時期のみ登校しての指導が許可され、1回に登校する人数を制限したり、教室を分けたりするなど感染症対策を取りながら対面での指導が行われました。

    限られた時間の中ではありましたが、模擬授業、個人面接、集団討論の指導や論文作成の模擬試験が行われました。

    今回、オンラインでの講義を経験し、対面での授業の豊かさや直接人と会うことの大切さなど、いままで当たり前で気づくことのできなかった授業の良さに学生自身が気付く様子が見られました。将来教師としてこどもたちと関わるときにこの経験が生かされるのではないかと思います。

  • 後期も基本的にはオンラインでの授業となります。前期で得られた経験をもとに、大学生活が充実したものとなるようにサポートしていきたいと思っています。