こども学科「2019年度卒業時アンケート」報告

こども学部

2020年7月9日
  • 2019年度こども学科卒業生(10期生)のために、2020年3月17日に予定されていた卒業式も中止となり、コロナ禍のために、卒業生との懇親すら自粛せざるを得なかった残念な2019年度末(2020年3月)でした。

    2019年度卒業予定者たちには、卒業式中止が決まった3月5日に卒業前の事務手続きなどのために登校することが許され、そのときにIR委員会からのアンケートに回答してもらいました。そのアンケート集計が終わりましたので、ここに報告致します。卒業生数68人のうち、67人から回答を得ました。

    「在学中に力を入れて取り組んだこと」という質問項目では、積極的に取り組んだと応えた卒業生が、「大学の授業」が70%、「卒業研究」が88%、「資格取得」が72%と、4年間真面目に勉強してきたことがわかる結果となりました。

    遊びの部分としては、「学園祭」「友人作り」「アルバイト」にも熱心に取り組んだという結果が出ています。

    「就職活動」も80%近くが力を入れたと応えていますが、結果的に100%の就職内定率となりました。こども学科の卒業生たちは卒業後の自らの進路をきちんと見定めていたことになります。誇り高いことです。学生就職課の熱心な就職指導にも感謝します。

    「大学での授業や活動によって身についたもの」として、「知識や技術」「思考力や判断力」「コミュニケーション力や表現力」「主体性」「協働性」のすべての項目が80%以上の卒業生が積極的に認めていました。

  • 以上の結果が象徴するように、卒業生ほぼ全員が「自分が成長できた」と自覚して、「浦和大学に入ってよかった」と回答してくれました。

    自由記述においては、「4年間とても楽しかった」「いい友達ができた」「とても充実した楽しい4年間だった」という肯定的な沢山の回答に加えて、我々教員だけでなく事務の方々への感謝の言葉が並んでいることは、ありがたいことです。

    多くの嬉しい既述の中に、「卒業式はしたかった」「お世話になった先生方に袴姿を見てほしかった」「卒業式がなくなった分、大学主催で集まる機会がほしい」という声があることを、こども学部として真摯に受け止めています。

    一日も早く卒業生に会える機会を作れるよう、教員一同努力していきたいと思っています。その直近の機会となるはずだった、しらさぎ祭も現時点では中止の方向となり、「いっぽの会」と名付けたこども学部卒業生の会を開く機会が当面決められないでいることは、断腸の思いです。

    卒業生のみなさんが、新しい世界で精一杯頑張っていることを、心から応援しつつ、次会える日を鶴首にて待つこととします。コロナ禍の中、卒業生のみなさんには、心も身体もくれぐれの大事に暮らして下さい。(文責:こども学部IR委員、岩本裕子)