こども学部の授業紹介:保育実習指導II(担当:丸谷・山梨・宮﨑)

こども学部

2018年11月26日
  • こども学部の授業紹介です。今回は、丸谷充子准教授、山梨みほ准教授、宮﨑静香講師の3人が担当する「保育実習指導II」の授業です。一度、保育実習には行ったことのある学生が、2回目の保育実習のための事前準備として実習課題を考えるとともに、部分実習や責任実習を行うための指導案の作成や、実際の指導方法について学びます。

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    こども学部の授業紹介:保育実習指導II(担当:丸谷・山梨・宮﨑)
 
  • この日は体育館で、幼児期のこどもたちが楽しめる「運動遊び」を考え実践する模擬保育を行いました。「『さんぽ』の歌にあわせてじゃんけん列車ゲームをします。並んでください」「猛獣狩りに行こうよ!槍だって持ってるもん」等、保育者役の学生は、こども役の学生たちに実際の場面を想定して言葉をかけます。参加する学生全員が、こども向けのゲームや運動遊びをいきいきした表情で楽しみながら実践していました。

 
  • こども役になった学生からは、模擬保育終了後に「こどもへの言葉のかけ方が適切だった。こどもをモデルとして手本を視覚的に示したので、こどもにもわかりやすい導入の仕方だと思った」「もう少しこども達にわかりやすいように、大きな動作で、ゆっくりと大きな声で働きかけたほうが良い」等のコメントが寄せられ、実践している学生、参加している学生双方の学びがあります。

 
  • 学生は、「運動遊び」の実践を全員交代で行います。自分で考えた実習指導案を実践してみると、指導案通りにうまくできなかったり、指導案に記載した内容だけではこどもへの言葉かけや配慮が足りないことに気が付きます。その反省点をもとに、指導案に記載した活動内容や導入の工夫、指導上の留意点の加筆を行い、より充実した指導案へと仕上げていきます。

 

実習を前にした学生達にとって、「自分の作成した指導案を保育者になったつもりで実践してみる。」また、「友達の考えた活動にこども役として参加してみる」という「模擬保育」は、大変良い経験となったと思います。このような事前準備を重ねて、学生達は11月の保育園実習へと挑んでいきます。