こども学科の実習と実習指導〜こどもたちと楽しい時間を共有し、お互いの成長を実感する〜

こども学部

2019年6月20日
  • こども学科の6月は、6月3日(月)からの2週間が4年生の「幼稚園教育実習Ⅱ」、17日(月)からの2週間は2年生の「保育実習ⅠA」と実習が続き、学生も教員も例年、慌ただしくも充実した1か月を過ごしています。

    本学の保育実習は、保育士資格取得のための「保育実習IA(保育所実習)」「保育実習ⅠB(施設実習)」「保育実習Ⅱ(保育所実習)」または「保育実習Ⅲ(施設実習)」、幼稚園教諭免許状取得のための「幼稚園教育実習Ⅰ(基礎)」「幼稚園教育実習Ⅱ(応用)」から成り立っています。

    2年生の「保育実習ⅠA」は、大学に入学して最初の実習です。1年生から保育原理、発達心理学、保育内容総論等での授業、地域の親子が集う「ぽっけ」での学び、幼稚園や保育園でのフィールド体験などを経て、いよいよ地域の保育園での2週間の実習に臨みます。

  • 4月からの保育実習指導の授業では、実習を経験した先輩の話を聞いたり、実習記録の書き方、保育実習中の心構えや個人情報の取り扱いの注意等を学び、初めての実習に備えます。保育園での子どもたちの生活や遊びの場面をDVDで見て、その場面を記録に書きおこし考察する演習、他の学生を子どもに見立てて絵本やパネルシアター、手遊びを行う模擬保育も行いました。本番ではこどもたちと楽しい時間を共有できることを期待しています。2週間後、保育園でのこどもたち、また先生方からどのような学びを得て、どのように成長して大学に戻ってきてくれるのか、とても楽しみです。

  • 4年生の幼稚園教育実習Ⅱ(応用)は、保育士資格、幼稚園教諭免許状の取得に必要なほとんどの科目の履修を終えた段階で行われる、これまでの学びの集大成となる実習で、登園から降園までの1日の保育を、クラスの先生に代わって担当させていただく1日責任実習を行います。学内では1日責任実習を想定し、責任実習をさせていただくクラスの年齢に応じた指導計画の作成、主活動として実施する製作活動や運動あそびの実践、教材準備やピアノの練習などの準備を重ねてきました。

  • 5回目の実習となると、良い意味の緊張感の中、こどもたちとのふれあいや、特色のある幼稚園の教育内容を楽しみにしている学生もいるようです。一人ひとりが、4年間培ってきた大学での学びとこれまでの保育現場での実習の経験を生かし、有意義な実習になることを祈っています。最後の実習を終えた4年生は、いよいよ卒業研究と就職活動に向かうことになります。