11代目金原亭馬生師匠がゲスト講師として高野実貴雄教授の授業に

こども学部

2019年6月10日
  • 2019年5月27日(月)高野実貴雄教授の授業:「日本文化」の第6回の講義に落語家の11代目金原亭馬生師匠を迎えて落語の面白さを実感する授業が実施されました。「日本文化」の授業では全15回の授業のうち2回、落語家の方をゲストにお招きして、直に落語を体験する場を設けており、この日の講義では、11代目金原亭馬生師匠による、新作落語、古典落語(「狸」別名「狸の札」)がそれぞれ1席ずつ演じられました。

  • 「日本文化」の講義では、文化を都市の消費過程で生まれた精神的遺産と定義し、江戸期の京・大阪・江戸という都市での消費過程で発生し進化した落語という笑いの文化を紐解きながら、日本の社会における人間関係の基層の文化を理解することを目標にしています。

    落語の歴史や江戸の歴史的背景、話芸としての落語の 言葉(日本語)の特徴、オチの分類、噺の展開のパターン、下座音楽等を総合的に見て行きながら、落語が何故おもしろいのかを解き明かし、「日本文化」としての落語をいっそう深く味わうことを講義の目標としています。

  • 授業の冒頭では、上下の切り方や扇子と手ぬぐいを使って、実演を交えながら、見立て(想像)の芸としての落語の特徴がレクチャーがありました。

    終演後には、「人間性を高めるために(「日本文化」から)昔の事をたずね求め、そこから新しい知識や見解を導くことが大切です。大学での学びを大切にしてください。」とメッセージがありました。

    最後に、受講者全員で記念撮影を行いお開きとなりました。