こども学部 国際インターンシップ生 活動報告1

こども学部

2019年6月6日
  • こども学部では、例年5月から6月にかけての約1か月間、本学の学術提携先であり、カナダ、トロント市内にあるライアソン大学から、国際インターンシップ生を受け入れています。今年度来日したのは、ライアソン大学ソーシャルサービス学部こども学科4年生のジュリー・グエンさんです。

    ジュリーさんは5月14日(火)にさいたま市こども家庭総合センター「あいぱれっと」と新宿区にある「東京おもちゃ美術館」を訪問しました。

  • さいたま市こども家庭総合センター「あいぱれっと」
  • 午前中に訪れた「あいぱれっと」はさいたま市子ども未来局が運営する子ども、家庭、地域を支援する施設です。1階には親子で遊べるスペース「ぱれっとひろば」と「なんでも子ども相談窓口」が設置されており、2階に児童相談所、4階はこころの健康センターが開設され、各担当課が連携を取りやすいような環境づくりがなされています。ジュリーさんはカナダと日本のこども、若者の問題について触れ、それらの支援について非常に興味深く質問されていました。

  • 午後に訪れた「東京おもちゃ美術館」は、こどもから親世代、また祖父母世代といった多世代間が玩具を媒介として自然に楽しく交流できる場所を目指した市民立の美術館として有名な場所です。展示される玩具は世界各地から集められた物や、環境にも人にも優しい木の素材等で作られたものばかりです。この日もたくさんの親子が訪れていました。

    東京おもちゃ美術館は、日本だけでなく世界各国のおもちゃが集められたミュージアムで、実際におもちゃに触れたり、遊んだり、創ったりする体験もできます。

  • はじめにジュリーさんが興味を持ったのは、保育所や幼稚園などでも使われている木製の玩具で、上のお皿からビー玉を落とすと、下の段に落ちる度にコロコロと綺麗な音がなるものです。次に興味を持ったのは、平らで形の違うパーツを組み合わせて遊ぶパズルのような玩具です。係の方の説明を熱心に聞いた後、ジュリーさんは試行錯誤しながら、玩具の手触りや色や形、そして形を組み合わせる作業を楽しんでいました。その他にも木の香りでいっぱいの木製ボールプールに入ってみたり、日本の伝統的なコマ回しにも挑戦したり、係の方に教えて頂いた「わらべうた」を一緒に歌ってみたりと、とても有意義な時間を過ごすことができました。

  • ジュリーさんが浦和大学にある親子のひろば「ぽっけ」を初めて訪れた際に、子どもたちが安全で安心して遊べるように布や木といった素材を使った玩具がたくさん揃えられていることに驚いていました。そしてこ、東京おもちゃ美術館で同じ玩具をたくさん見つけた彼女は改めて、子どもが遊ぶ際の玩具を選ぶことの大切さについて考えていました。