こども学科の授業「保育教材演習」の取り組み

こども学部

2019年5月16日
  • 「保育教材演習」は、保育士資格取得のための必修科目で、1年生全員が履修している科目です。

    1年間にわたって各季節の行事や自然、それにともなうあそびや子どもたちと楽しめる製作活動について学び、実際の製作活動を体験します。折り紙やパネルシアター、エプロンシアターなどの製作も行います。実際に製作を行いながら、子どもの成長・発達を支援するおもちゃ、保育教材それぞれのねらいや工夫、配慮などについて学んでいきます。

    今回は、4月、5月の授業での取り組みを紹介します。

  • 今年度の授業は、今後学内の親子のひろば「ぽっけ」に参加する際、また2年生からの保育実習、幼稚園教育実習等の際に用いる、名札づくりから始まりました。まずデザインや色、大きさ、素材等を図に描いてから製作を開始します。動物、野球やサッカーのボール等、一人ひとり個性的な、すてきな名札が出来上がりました。この名札をエプロンにつけて、子どもたちの前に立つのが楽しみです。

  • また4月は、5月5日の「こどもの日」にむけて、子どもの年齢に応じたいくつかの「こいのぼり」の製作例について学んだ後、クラス全員での「こいのぼり」の製作を行いました。色とりどりの千代紙にかたどった自分の手形をハサミで切り抜き、鯉のうろこに見立てます。それを鯉の本体に見立てたカラービニール袋に貼り付けて、クラス全員での合作、真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)の完成です。

  • 5月はパネルシアターの製作を行います。「パネルシアター」とはどのようなものか、昨年度パネルシアターを制作した2年生2名がゲストとして授業に参加し、パネルシアターの実演をしてくれました。先輩たち自作のパネル人形に、「かわいい!」の声があがります。2年生の上手な実演とリードに、1年生の緊張も解け、教室が一体となってパネルシアターの世界を楽しみました。

  • 実演を堪能した後、いよいよ製作です。2人一組となって協力しあい、スチレンボード2枚をつなげてパネル布を貼り、折りたたんで持ち運びができるボードを作ります。入学してまだ1か月半ほどの1年生ですが、教室内は和気あいあい。パネル布を貼るのに、布が曲がらないように、中に空気が入らないようにと緊張しつつも、教室のあちらこちらで楽し気な声があがっていました。

  • これから、各自がどの作品をつくるか作品選びをし、登場するパネル人形を作っていきます。パネルシアターづくりは前期課題となります。どんな作品ができあがるのか、乞うご期待です。後期にまた、ご報告をさせていただきます。