こども学科カナダ・スタディ・ツアー・レポート #2

こども学部

2019年5月7日
  • 浦和大学こども学部では、学術提携しているカナダ、トロントにあるライアソン大学と、毎年学生、教員の交流を行っています。2月25日から8日間、11名の学生がトロントを訪れ、研修を行いました。5月7日からは、ライアソン大学こども学科の学生が、国際インターンシップ生として日本に滞在し、約1か月にわたり浦和大学や近隣の保育施設等での研修を行います。今回は2月に実施したライアソン大学へのツアーの、2回目のレポートをお届けします。

  • 2日目の朝、トロントはマイナス20度近い吹雪でした。ホテルを出た途端、参加学生からは歓声があがります。朝の集合場所は、Student Learning Centreで、ライアソン大学のメンバーからは「この天気こそカナダよ!ようこそ、トロントへ!」と笑いながら迎えてくれました。そして吹雪の中をSick Kids Hospital (こども病院)へ。午後はライアソン大学に戻り、ELC (Early Learning Centre)の研修プログラム参加です。今回は主にSick Kids Hospital (こども病院)のレポートをします。

<Sick Kids Hospital>
  • トロント最大の小児病院である Sick Kids Hospital ツアー研修に参加しました。Child and Family Centered CareのSocialworkerより、患者と家族中心の治療・支援、「当事者性」についてのプレゼンテーションがあり、その後子どもや家族が生活の場として使用するスペースを見学しました子どもの年齢にかかわらず、子どもが自分の体で起こっていることを理解して、自分の人生に関わる重要なことを自分で決められるようにすること、また、家族に対しても支援者が、家族の求めていることを勝手に思い込んだり、推測したりせずに、あくまでも当事者の声を聞けるようにすることを徹底して治療、支援の中心にしていることが理解できました。

    学生は、治療、支援の考え方や方法に感動しながらも、子どもや家族を支える支援者の大変さを理解した様子で、「葛藤の多い大変なお仕事のなかでどのように仕事へのモチベーションを保つのか」等、保育者、支援者の視点からの質問がありました。/p>

Ryerson University FCS News and Events にて、2019年3月浦和大学こども学部スタディツアーの様子がアップされています。