介護福祉科:プロから学ぶ最新の排泄介護

短期大学部

2019年12月13日
【介護福祉科の授業風景】介護福祉科1年生が排泄ケアについて特別講義を受けました
  • 2019年11月26日に、ユニ・チャーム株式会社・排泄ケア研究所の梅林真紀先生をお招きし、「高齢者の排泄ケアと紙おむつの適切な使い方」について特別講義をして頂きました。

    講義では、人にとってトイレで排泄する意義や、排泄に伴う解剖学的な視点、またトイレを利用し排泄することが生活動作や意欲、介護度合いにも関係している事など、製品開発の前提となった研究データを基に説明されました。

    そして、オムツを選定する際の注意点や、身体状況に合わせてどのように組み合わせるのか、オムツの仕組みや吸収量など実験を通して紹介があり、さらにオムツの正しい装着方法など、ポイントを踏まえ演習も行ってくださいました。

  • 学生は、初めてオムツを装着しました。オムツへの抵抗感はありましたが、オムツの肌触りやフィット感を体験しながら、実際に支援するときには、使用する方に不快な思いや不自由感を与えないためにはどうしたらいいのか、自ら考える良い機会となりました。

    排泄は、人が生きていく上で必要不可欠な行為です。そのため、排泄が体に与える影響や、心理的・社会的な側面を支援者として理解しておく必要があります。実際にオムツを開発している企業より講義していただくことで、見て、触れて、演習を通して、オムツの構造を正しく理解し、適切な使用方法を学ぶことができます。

    浦和大学短期大学部・介護福祉科では、このような機会をできる限り多く設け、ここで学んだ沢山の新しい知識を、社会に出て発信していく人材の育成に力を入れています。