介護福祉科の授業風景~生活支援技術Ⅱの授業にて~

短期大学部

2019年10月30日
  • 介護福祉科では、介護技術を修得するため1年次より生活支援技術の授業を受けています。後期に入ると、1年生は生活支援技術Ⅱの授業の中で、「自立に向けた食事の介護」について学びます。

    この日は、「利用者の状態に応じた食事の介助」を学ぶため、「身体機能に支障がある方」「視覚機能に障害がある方」を想定し、その状態を設定するため、口の半分にテープを張り、口を大きく開くことができない状況をつくったり、さらに利き手ではない方で箸を持ち、麻痺や筋力低下がある方の状態を体験しました。またアイマスクを装着し視覚に障害がある方の体験もしました。視覚に障害がある方へは、介助者役が「クロックポジション」という方法でお膳のどこに何があるかを紹介する支援方法も学びました。

  • 介護に求められる利用者の状態を理解するには、基礎となる知識を学んだ上で体験学習を重ねて行うことで、統合的に理解してもらうことが重要です。体験学習を通して「気づく」ことに繋がっていきます。この気づきを増やすことで利用者の理解が深まっていきます。介護福祉科では、学生自身が体験を通して「気づく」機会を重ねられるようにしています。