介護福祉科の授業風景~特別講義:口腔ケア~

短期大学部

2019年7月17日
  • 2019年7月2日(火)の生活支援技術Ⅰの授業の中で、埼玉県歯科衛生士協会会長 大久保喜恵子先生をお招きし「口腔ケア」についてご講義いただきました。

    高齢者にとって、口から食べる機能を維持し、低栄養や誤嚥性肺炎を予防することは生活の質を維持・向上するために大切なことになります。そのため、口腔内の健康状態を把握し、清潔に保てるよう、口腔ケアが重要であり、必要な介護支援になっています。

  • 特別講義では、口から食べ続けられるよう、口腔内の構造や、咀嚼(食べ物をかみ砕くこと)や嚥下(飲み込むこと)に必要な筋肉の動きや働きについて学びを深めました。また、口腔内の病気についても学びました。演習では、咀嚼力がどの程度あるのか「咀嚼ガム」を実際に噛んでもらい、学生それぞれの咀嚼力を評価し合いました。さらに、自分達の舌に付着している唾液をふき取り、さらに乾かした舌の上に「塩」をのせて塩味を感じ取れるか実験したりしました。また、歯磨きを行う際のブラッシング方法や義歯の装着方法や洗浄方法についてなどを体験しました。

  • 特別講義を通して、口腔ケアが介護予防に繋がっていること、深く健康に関連していること、唾液の分泌が食べること、汚れを取ること、味覚に影響することなどを理解することができました。今後、口腔ケアを行う際には、口の中をきちんと観察し、清潔を保つことの必要性や重要性、大切さを学ぶ機会となりました。