【介護福祉科】活躍する卒業生【第5回】 橋本順子さん

【介護福祉科】活躍する卒業生,第5回はケアハウス ハートピア石岡に勤務している橋本順子さんです。

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-卒業生が振りかえる浦短での学び- 思いやりを学んだ宿泊実習

ケアハウス ハートピア石岡 勤務 橋本順子さん(浦和短期大学・介護福祉科2002年3月卒業)

私の浦和短期大学での思い出は、友人や先生方と過ごしたかけがえのない時間です。茨城県の高校を卒業後、親元を離れての一人暮らしは不安でいっぱいでしたが、そんな気持ちはすぐに消えました。両親はもちろん友人や先生方のサポートがあったからこそ楽しく短大生活をおくれたのだと思います。

その2年間の短大生時代の中でも一番心に残っているのが、2年生の第2段階の宿泊実習です。実習先は短大から2時間ほどかかる特別養護老人ホームでした。その老人ホームでは、親しい友人が1年生のとき実習しており「厳しい職員さんがいて大変だ」と聞いていました。一緒に実習する同期の山崎明子さんと事前訪問で初めて施設にお伺いした帰り道で、「大変だね、ヤダネー」と言い合いながら、でも「こんなことはめったに経験できないんだから、精一杯実習させてもらおう」と誓い合いました。

いよいよ実習が始まると、私たちは月曜日と火曜日は大学で授業を受け、火曜日の授業を終えると実習先に向かい火曜日から金曜日まで実習を行い、金曜日の実習を終えると帰宅するという生活を約3ヶ月送りました。

実習は慣れないことの連続で、知らない場所で宿泊するという経験も積むことができました。今、こうして実習を振りかえると、楽しかったことよりも、苦しかった事の方が多く、弱音を吐いたり、涙を流したりすることも沢山ありました。自分なりに一生懸命考えて実習をやっても、職員さんたちに注意され、自分の考えをそのまま言えなくて、悔しく思ったこともありました。しかし私が落ち込めば山崎さんが私を慰め、山崎さんが落ち込めば私が慰めながら実習を乗り越えていきました。シフトの関係で、山崎さんと実習の時間帯が違っても、お互いを励まし合う気持ちが自分を支えてくれました。

私が初めての夜勤をやったときのことです。夜勤を終えて、ふらふらになって宿泊部屋に戻ると、テーブルの上に「夜勤お疲れ様、失敗もあると思うけど一緒に頑張ろう」と書かれた手紙とチョコレートが置いてありました。私は疲れを忘れて、夜勤の感想や感謝の気持ちを山崎さんに手紙で書きました。私はこの実習で介護に関する技術や知識だけでなく、「思いやり」ということを学びました。
 福祉の原点は「相手を思いやる」ことだと思います。その思いやりは、困っている人に手を差し伸べることや、行動を見守ることなどの他にもたくさんあると思います。

これから福祉を目指す方や、現在福祉を勉強中の在学生の皆さん、そして社会人の皆さんも、もう一度「相手を思いやる」というのはどういうことなのか、福祉の現場で一緒に考えませんか。


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