【総合福祉学部】活躍する卒業生【第3回】 小池健太朗さん

【総合福祉学科】活躍する卒業生【第3回】は知的障がい者援護施設 いけぶくろ茜の里に勤務している小池健太朗さん さんです。

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「自分だけの得意分野を活かし、喜びを共有する」

知的障がい者援護施設 いけぶくろ茜の里 勤務小池健太朗さん 浦和大学総合福祉学部・総合福祉学科 2007年卒業

私が従事している生活支援員の主な仕事の内容は、その名の通り”生活を支援”することです。生活支援員の一日の流れは、施設に入所している利用者の方たちの起床時の着替え援助から始まり、排泄の援助や食事援助・歯磨き援助のほか入浴時には入浴・着替え・薬にかかわる援助、さらに入床時にも排泄の援助や着替えの援助を行っています。

また利用者の方たちは日中活動として作業を行っており、運動や創作活動に加え豊島区から公園の清掃を受託し、作業に取り入れています。私の勤める施設では、こうした日中活動の際の作業指導員は特にいないため、私たち生活支援員が生活支援と同時に作業時の支援も同様に行っています。この他にも土日などの休日にはドライブや散歩、さらには調理実習などの余暇・クラブ活動の提供も行っています。

生活支援員という仕事は、常に「人」対「人」なので、人間関係作りが非常に難しいと感じています。仕事に慣れてくると業務的な事柄を優先して行動してしまいそうになることがあります。しかし、常に利用者の方の支援となることを考えながら利用者の方に気を配ることを要求されるのがこの仕事です。
 支援計画という利用者の方一人ひとりの目標には、その目標を達成するための方法が記されています。支援員はその方法に沿い、統一した支援を行うことで目標へと導いていく必要があります。そのためには、職員同士のチームワークが不可欠です。職員同士でイライラしていることなども利用者の方たちは敏感に感じ取ります。そういった感情的な部分の統制も必要なのではないかと考えています。

生活支援員として勤めている中で、利用者の方を楽しませてあげられるものを1つでも持っていると、職場でとても役に立ちます。それは特別なものでもなく、たとえばピアノが弾けるだけでキーボードを弾いて一緒に歌うことができます。リズム感があれば音楽に合わせて一緒に踊ることもできます。スポーツが得意であれば新しいレクリエーションを取り入れるきっかけになるかもしれません。この他にも自分の特技を生活支援に活かせることはまだまだあると思います。

勉強はみんな同じだけ学べば同じレベルになりますが、「得意分野」は一人ひとり異なるため支援員が一人が一つでも得意分野をもっていれば、職員の数だけ利用者の方たちが楽しむ時間が増えるのです。写真を撮ることが好きだった私は、たまたま写真を撮るのが好きな利用者の方と写真を撮りに出かけたりしています。写真に興味のない職員は一緒には出かけられないと思いますので、一種の「得意分野」といえるでしょう。

生活支援員として働く自分を支えてくれているものは「利用者の笑顔」と「楽しい声」です。きれいごとのように聞こえますが、利用者の方に楽しんでもらえると援助した方も嬉しいものです。

今になって学生時代を振り返ると、就職する分野の知識をもっと身につけておけば良かったと感じます。今の職場では当然のことながら”知的に障がいをもつ方”に対しての知識が必要とされるのに対して、私は比較的数の多い”身体障がい者”に対し、学ぶことが多かったのです。もし私のように知的に障がいをもつ方が利用される施設で働くことを考えているようであれば、自立支援法などについても細かく調べていけば現場の先輩より詳しくなるかもしれません。さらに、薬情報も少しだけでも見ておくと利用者の方の服薬時に大体の効果が予測できるので話が早く進みます。

私は将来、自分のもつ社会福祉士の国家資格をさらに活し、今の利用者の方を支援していくことができればとも考えています。そのためには自分の興味がある分野に飛び込んで、多くの経験を積むことも勉強になるかと思っています。

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