【介護福祉科・活躍する卒業生】目標は先輩!? その背中を追いかけて…

森みゆきさんは、2005年3月に浦和大学短期大学部を卒業し、埼玉県川口市にある介護老人保健施設『ミレニアムマッシーランド』に就職しました。その職場に就職するきっかけとなったのは一人の先輩でした。

uu2

介護老人保健施設「ミレニアムマッシーランド」勤務 森みゆきさん浦和大学短期大学部介護福祉科2005年3月卒業

森さんが短大2年生だった夏休み、先輩が勤めているミレニアムマッシーランドの納涼祭に手伝いスタッフとして参加する機会があり、その時に施設の雰囲気がとても気に入り、この施設への就職を意識しました。

入職して最初の2年半は、認知症状がない方や軽度の障がいの方が利用される一般棟での勤務を担当し、介護に関する経験を高めるよう努めてきました。一般棟での勤務では、日々の介護の他に、色んなイベントを企画、実行し、利用者さんが楽しんでくれることが、とても励みになったということです。

その甲斐あって2007年10月からは認知症のため専門的な介護技術が求められる認知棟へ異動となりました。移動した認知棟では、昨日あった行事でも翌日には忘れてしまう方もいて初めは戸惑うことも多かったようですが、行事があったその日だけでも楽しそうな表情をみられたということに喜びを感じながら仕事に励んでいると話してくれました。

異動となったことで新しい学びもありました。例えば、利用者さんの表情が険しいときに、普段と同じように言葉かけすると、素っ気なく返答したり、時には怒り出す場合があることに気づきました。逆に穏やかな表情の時には、上機嫌になり様々なことを多弁に話してくれることもあります。日々淡々と介護をするのではなく、利用者さんの表情を見ながら、利用者さんが受け入れやすいように言葉かけをすることの大切さを覚えたということです。

以前、森さんが利用者さんと楽しく会話していた時に他の用事が入ってしまい、一旦会話を中断してしまったことがあり、森さんが戻ってきた後、さっきまでの調子で会話を再開しようとしたところ、認知症の利用者さんはさっきまで話していたことを忘れてしまっていて、急に親しげに話しかけてくる相手にたいして「あなたとは、話したくない」と拒絶されてしまったという失敗談を話してくれました。

このように毎日が勉強で、一日が24時間ではたりないくらいと意気込みを語ってくれました。

森さんは「福祉の仕事はアイデアと工夫が大切」と言っています。施設でのレクリエーション活動は、利用者さんに飽きられないよう、日々工夫を考えています。レクリエーションに使う道具も新しいもの買いたいと思いますが高価なので、百円ショップに出かけ、使えそうな道具を発見することもあるそうです。

認知棟で人気のあるレクリエーションは、百円ショップでそろえた柄杓(ひしゃく)を使ったボール送りリレーで、柄杓とお手玉大のボールだけでできるゲームです。森さんが認知棟に移動したときに既にあったレクリエーションで、難しそうに見えますが、みんな楽しそうにイキイキとした表情で参加してくれます。こうしたレクリエーションは利用者さんの様々な可能性を引き出し、コミュニケーションの手助けとなっているとのことです。

先輩の背中を追って入職した森さんも今年の4月で入職3年目をむかえ、後輩を指導する立場となりました。これまで新人だった気分もあらたまり、先輩職員として仕事への取り組みも変わってきたと感じています。

ミレニアムマッシーランドを運営している益子病院グループでは、2009年の春に、4階建ての大規模な特別養護老人ホームを新たに開設します。新しい施設は、1階が従来型の集団介護を、2、3、4階が少人数の人々が共同で生活する形式のユニット型を行う施設とのことで、森さんも新しい施設で重要な役割を担うことを期待されているそうです。今はそれに向けてさらに介護の経験を積んだり、勉強や準備などで忙しい日々を過ごしています。


資料・願書請求(無料)はこちらから