第5号【News & Topics】施設や事業所の理念や運営の理解で長期的なキャリアビジョンを描く

短期大学部介護福祉科が発行する「介護の扉」のアーカイブです。

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第4号で、介護職の離職率は二極化しており、新人職員に丁寧な研修をする施設は離職率が低いこと、全体的には介護職の離職率は改善傾向にあることを説明しました。第5号では、離職率について、もう少し細かく説明します。

平成26年の雇用動向調査(厚生労働省)によると、離職率の最も高い産業は「宿泊業、飲食サービス業」、次いで「生活関連サービス業、娯楽業」となっています。「医療、福祉業」は3番目に離職率が高くなっていますが、図のグラフを見てもわかるように、他の産業と比較しても離職率がずば抜けて高いわけではありません(平成26年度の介護労働実態調査:介護労働安定センターの結果を見ても、介護職の離職率は約17%)。

介護労働安定センターの同調査における介護職の離職率を勤務年数別にみてみると、1年間の離職者のうち約74%が3年未満の勤務者です。また、同調査による介護の仕事を辞めた理由は、「職場の人間関係に問題があった」、「法人や施設、事業所の理念や運営のあり方に不満があった」、「他に良い仕事、職場があった」が上位を占めています。ここから、きつい仕事であるとか、仕事内容に対する不満が離職の理由ではないことがわかります。また、職場の雰囲気、施設や事業所の理念や運営のあり方、こういったものが働く介護職にマッチすれば長く働くことができ、離職も少なくなると考えられます。

良い職場、悪い職場は確かに存在します。就職先を決めるときは、その施設がどのような雰囲気の職場なのかわからず、不安を持つ学生もいます。ただ、本学では実習先に就職を希望する学生も多く、実習を通じて自分に合う施設を選んでいます。

また、本学では後期に「介護職のための就職合同説明会」を開催し、20以上の施設・事業所の職員の方から直接説明を受ける機会を設けています。この説明会を通じて、職員の方から話を聞き、見学やボランティアに行きながら、学生は自分に合う職場を見つけています。学生が、できるだけ長く希望した就職先で働けるよう、卒業後も教員と学生のつながりを大切にしていることも本学の特徴です。


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