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総合福祉学部・教員の活動:第2回ソーシャルファームジャパンサミット in びわこで報告(寺島 彰)

2015年6月27日から28日まで、滋賀県大津市で、第2回ソーシャルファームジャパンサミットが開催され、「ヨーロッパの実例から日本のソーシャルファームを考える」をテーマとする対談で発表してきました。

寺島教授による発表風景

ソーシャルファームは、ソーシャルインクルージョン※の理念のもとに、障害のある人や何らかの理由で働きたいのに働けないでいる労働市場で不利な立場の人たちを雇用するためにつくられた新たなビジネス形態です。

その特徴は、経済的に不安定な人たち(生活保護者、無職、ホームレス、長期失業者、刑余者など)、あらゆる人生の困難を抱えた人たちすべてが同等の権利と義務をもつ労働者として、企業と同じビジネス手法で行うもので、社会的企業(Social Enterprise)と呼ばれています。このような社会的連帯経済(économie sociale et solidaire: ESS)の理念はイギリスやヨーロッパ全土で広がってきており、現在2万社を超える社会的企業があると言われています。

サミットでは、現在フランスで最大規模のソーシャルファーム「ジャルダン・ド・コカーニュ」を創設したジャン・ギィ・ヘンケルさんの記念講演がありました。続く対談では、イギリス、ドイツのソーシャルファームの現状報告、日本における今後の課題等について、寺島先生が発表しました。全国各地より、延530人が参加、農福連携型ソーシャルファームの商品を使った夕食会などもあり、大盛況のうちに2日間の幕を閉じました。

※社会的包摂。すべての人が社会で孤立したり排除されたりすることがないよう擁護し、社会の一員として包み支え合うという理念。


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