【イベントレポート】第11回福祉文化フェスティバル

浦和大学・浦和大学短期大学部の後援組織である九里総合福祉文化研究所が毎年開催している福祉文化の啓発イベント「福祉文化フェスティバル」が、1月17日(土)に浦和大学のキャンパス内で開催されました。

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障がい者とスポーツの関係について考え、体験

第11回目の開催となる今回は、北京パラリンピック車いすテニスの日本代表で、大阪車いすテニス協会会長でもある大前千代子さんをお招きし、「スポーツと私~いつでも“私”でいるために~」というテーマで講演が行われました。

講演は、大前さん自身の生い立ちから始まり、障がい者スポーツとの出会いや競技を通じて学んだこと、障がい者スポーツが広まるために大切なことなどについてお話いただいた後、北京パラリンピックの映像を映しながら自分の参加したテニス以外に、陸上競技や水泳などの競技も紹介していただき、聴講者からの関心を集めていました。

障がい者スポーツのデモンストレーション

講演を終えた後の後半では、障がい者スポーツのデモンストレーションとして、CPサッカー(脳性まひ7人制サッカー)とウィルチェアラグビー(車椅子ラグビー)のチームを招き、練習試合が行われました。

CPサッカー

CPサッカーとは現在パラリンピックの正式種目にもなっている世界的にメジャーなスポーツで、一般的なサッカーとは、オフサイドがない、片手での下からのスローインを認める、グラウンドとゴールの大きさが11人制サッカーより小さいといった点が異なります。当日は浦和短期大学福祉科卒業生の中村臣宏さんが監督を務める「ASユナイテッド」のチームの皆さんが来てくださいました。中村監督は(財)日本サッカー協会のC級コーチ、また(財)日本障害者スポーツ協会で指導員としても活躍されている方です。

さて練習試合ですが、ASユナイテッドの選手は身体に障がいを持っているという違いはあるものの、元気に走り、パスを繋ぎ、シュートを撃つなど、正にサッカーそのものでした。

ウィルチェアラグビー

ウィルチェアラグビーは、日本選手権優勝チームのBLITZの選手を含む全日本クラスの方々に来ていただき、実際に練習試合を行ってもらいました。車椅子同士を激しくぶつけ合いながらボールを奪いあう姿は、障がい者スポーツのイメージから想像できないほどの迫力で、激しさのあまり車椅子が転倒してしまうといったシーンも見られました。とはいえ審判員やサポートスタッフの迅速な対応が取れるようになっており、安全に留意して運営されていることが分かりました。

実際にプレーされている選手の方の表情は、とても生き生きとしていて、その姿には障がいを持っていることを感じさせないエネルギーを感じました。

今回のフェスティバルでは、スポーツが、いかに障がいのある方たちにエネルギーを与えているかを感じることができる一日となりました。

九里総合福祉文化研究所「福祉文化フェスティバル」とは

「福祉文化フェスティバル」は本学学生だけでなく、近隣地域の方々に向けて「福祉文化」を体感していただくことを目的に、浦和短期大学(現浦和大学)福祉学科開設の2年目の1998年から毎年1回開催しているイベントです。

これまでにも、知的に障がいのある人の和太鼓演奏や車椅子ダンス、高齢者施設での音楽療法、コスメティックセラピー、アニマルセラピー、障がいのある人の性の問題など、普段の大学の福祉の授業では取り扱われないような内容の実践活動について、各方面で活躍している方々をお招きして、講演やデモンストレーションを行っていただいています。


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